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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1970年代

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その13 冬の木    旅 (一)列車の窓

   冬の木


風が頬に痛い

職を求めて

私は歩いていた


冬の木が

黒く

そびえていた


葉を落した幹に

深い亀裂の入った

枯死した


梢を見上げると

遠い日がゆれていた


急ぎ足で

歩き過ぎた




   旅 (一)列車の窓


あなたはきっと

思ったにちがいない

僕はいつも

何かに追われていると


たっぷり

生きられないのだと


僕は今

北の国を旅して

雨に濡れる

列車の窓から

サイロや牛や

草原や山を

眺めている


これは

まどろみからの

何度目の覚醒


目覚めるたびに

あなたの瞳が近づき

僕の貧弱な人生を

ぽっかりと映し出す


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