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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1990年代

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その38 地上   いじめ

   地上

              

仲違いしている姉妹

仲違いしている姉と弟


繋ぎ合っていた手を断ち切り

空を掻くようにさせたものは


カネは血より濃いか


カネのために

血は流されるものだった

美辞麗句で飾っても

所詮はカネであるもののために


赤い血は流れていなくても

ここでは絶えず

心の血が流れている   

赤い血を分け合ったがゆえに

流さねばならぬ

透明な粘い血が




  いじめ

               

わけのわからない

重苦しいものに

いつも抑えられているので

憂さ晴らしに

無抵抗なあいつを

いたぶりたくなる


標的にされた者は

毎朝が

死刑執行

生きることに

冷や汗

たらたら


籠に入れ

水中に沈められる

小動物のように   

必死に足掻くその姿が

面白くてたまらない

束の間の充足


そんな楽しみを

子供の頃から覚えた


強い者には従え

弱い者はいたぶれ

そんな生き方と一緒に




























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