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ミシンセールスマンが世界征服を頼まれた、第三章地球編 余談

ミシンセールスマンが世界征服を頼まれた の余談になりますが

良かったら

私の勝手な創造の世界を読んで下さいね

今日は私とルシファーは映画館に

行く事になっていたので


信長と沢村を残して腕を組んで出かける

やはり二人になりたくなるのは

まだ新婚気分が少しは残っている様ですね


街はこんなに凸凹な空間であったのだろうか

もう少し滑らかで平坦な方が落ち着くな


音も、色も、匂いさえも

鋭利な刃物のように尖って感じる、


時間の流れさえも


そんな事を思いながらルシファーと腕を

組み今日見る映画を考える

 

今日もルシファーの好きなアニメになるだろう 


留守番を頼まれた二人は昼食を終えると

いつも の様に後片付けを終え 

スマホで対戦ゲームを始める


戦国無敵と言う対戦式のゲームであるが

かなりはまってるらしい


信長は元々戦国時代の人間だが(魔物かも)いつの間にか

サタンやルシファーの仲間になっている


沢村栄治も百歳を過ぎて人生終わりかけの所を

二人に助けられて十八歳にしてもらった

往年の大投手である


信長と沢村が雑談を始めた

 

沢村は若い頃から日本の歴史

特に戦国時代の事が好きらしく


信長にこの頃の話を色々聞くのが

好きになっていた


「信長公の初恋の人はどんな方だったのですか!」


信長はその言葉に遠くを見据えていた

 

「沢村殿!歴史の書物や言い伝えは

誤りが多いのう....


私は生涯愛した女性は唯一人だけなのだよ!


私もこの世界に来て、彼女の事を誰かに

話したくなったわ!


少し長くなるが付き合ってくれぬか沢村殿!」


沢村は信長の顔に何時もの人を喰った様な雰囲気が

無いのを感じ取っていた、

そして頷いた


「私も聞きたいです本当の信長公の恋物語が!」


信長は眼を閉じるとゆっくりと

思い出す様に話し出した


「私は幼き頃から大好きな女子がおったのだ

私の妹のお市と言う女子じゃ


あやつは良く私を吉殿とよんで慕ってくれた


あの頃誰もが

私をうつけと申してた時も

兄上は必ず人の上に立てます


なんといっても私が大好きになった

吉殿ですもの


他の方も好きになるはずですと言っては

私を勇気付けてくれた


私は父上が死んだ夜灰を投げつけて

強がっていたが


我慢できずにお市に逢いにいった

そしてその胸で無くなった父を思い...泣いた!

大声で泣いた


お市は私を抱き締め頭を

撫でてくれている


私はお市を抱き締め唇を重ねた 

お市も私を受け入れてくれた


二人の恋はそこから始まった、

好きが、愛に変わった


私はお市を一生賭けて守る事を

宿命とし織田家を

自分の物にすることにした!

 

遊び仲間から石投げの得意な

奴等を集めた


余り知られてないが石は武器として

最初に使われる事が多いものである


私の部下になりたいと言う者が増えてきた


そしてお市には毎日逢いに行っていたが

その瞳、唇、黒く長い髪、柔らかな身体

聡明な考え、すべてに私は惚れてしまった


お市に対する 愛情は増すばかりで

それはお市も同じ想いであったはずだ


しかし周りの人間にばれるとお市を

人質にとられる事もある


私達はある取り決めをした

部屋の軒下に布を巻く事にする


白ならば『まぁ大丈夫だと思がよく解らない』

緑ならば『大丈夫、』

赤なら『今日は危険』


その布をみて私達は愛を育んでいった

お市も私への溜めていた気持ちが

溢れる様に少しでも会う時間を作る事に

努力した


そして『愛してます、いとおしい!お慕いしております』

会って毎日その言葉を伝えたいと言い出した


嬉しかった私も負けないぐらい

『愛してる!誰にも渡さぬ!俺のお市その顔、その身体

その言葉全てが!』


私は織田家を手に入れた


しかしそれだけでは直ぐに

他の国に攻め滅ぼされる


そうなったならお市は

死ぬか売られるか...しかない


私は負けられなかった、

悩むときは必ず隣にお市がいてくれた

そして必ず


『貴方なら出来ます、私の選んだお方ですもの

大丈夫ですよ...心からお慕いしております』

といって口づけをしてくれる、


そして色々な人物を味方にしてくれた


私を嫌っていた柴田勝家を部下に出来たのも

お市の口利きであった、


元々勝家はお市にぞっこんであったからな


しかし戦国の世とは残酷なものである


私は織田家とお市を守るために斎藤道三の娘との

縁談が持ち上がったがするべきか迷ってしまった


私は直ぐにお市に相談した


結婚するつもりは全くない 

しかし斎藤道三を敵に回せるか

お市を守り抜けるか?


お市は悲しそうに話した


『今は戦国の世、私は大丈夫です、


彼方の姫君も此方に嫁ぐ事は

不安でたまらないはず、

いたわってあげなくては可哀想です


でもたまには逢いに来てください

余り寂しくは、させないでくださいませ!


そしていつか

こんな世の中を変えて下さいませ!』


私は泣いた お市も泣いた


その日は一晩中お市と一緒に泣き明かした

思いっきり抱き締めあった


そして道三の娘と婚姻を挙げた

確かに良くできた女性だった直ぐに


私が好きな女子が

お市である事にも気がついた


『私も少しはかまって下さいね!』


といって二人の事を許してくれた 

お市も濃姫を暖かく迎えた


私の心は幼い頃よりお市にある

しかし濃姫の気持ちにも

答えなくてはならない


しかし私はお市が愛おしくてたまらない


どうしても濃姫を抱く気にはなれなかった、

しかしお市が私を責めた


『お濃様も戦国の女子

このまま何もせずにいれば

道三殿のお怒りも買いましょう


でも、お心までは取られないで下さいませ...』


私は濃姫いやお濃と結ばれた


しかしそのあと色々あった


道三殿が義龍に殺されて

美濃との関係は悪くなったが


上洛しようとする

今川義元を倒すとその名は広く知られていった


家康と同盟組み


義龍を美濃から追い払い

美濃と尾張を平定すると


どうしても

浅井と同盟を組まなくては成らなかった


しかし浅井から

お市を人質に寄越せと言うてきおった


長政の嫁に欲しいと言う事である


しかし私が首を縦に降るわけがなかろう

私は天下取りを諦めかけた!


お市の言葉を忘れた訳ではない


天下を取りお市との約束である

この世を変える

にはまずは上洛する事が一番である


その頃天下取りとは京の都と

その周辺を平定する事で

その上で力を持てば幕府は作れた


その夜、お市から逢いたい言い出した


私はお市の部屋へ行くと

いきなり泣きながら抱きついてきて


『吉殿!吉殿!愛しております 

本当に愛しております


私の愛する人は生涯 吉殿あなた様だけでございます

どうか 天下をお取り下さいませ!』


その夜は一晩中お市を抱き締めて寝た!

その顔も美しき身体もこの眼に焼き付けた


どんなに離れても忘れるものか!私の宝、お市!


そらから数日してお市の輿入れが決まった


お市が岐阜城から出ていく所を私は見る事が

できなかった


一人お市の部屋に行くとそこに残された香炉を握りしめ

声を殺して泣いた!



上洛は以外と簡単であった

足利義昭が上手くやってくれた


お市も私に心配かけまいと幸せであるかのように

子をもうけた


私は悔しかった浅井長政と言う男が

しかし評判はよく中々出来た人物である事も知っていた


同盟が上手くいき何度か顔を会わせたからな

しかしこの男にお市が抱き締められてると思うだけで

腸が煮えくり返る


しかしお市を幸せにしてくれいる様なので

少しは救われる 

それに私を兄上と慕ってくれていた


しかし話が少し変わってきた


それは、比叡山焼き討ちの後、

織田、徳川の連合軍が

三方ヶ原の戦いで武田に破れた後に起きた


我らに包囲網が引かれ織田軍も苦しい時であった


京の治安を守るのにどうしても

朝倉氏を滅ぼさなければ成らなかった


私は朝倉を討ちに兵を上げた

浅井は一切手出しはしない

と言う約束をかわしたのだ......!」


信長の手が震えているのが沢村にも解っる程である


「その話は知ってます!

信長公はその時浅井の裏切りにあい


命かながら逃げ帰ったと 殿は

秀吉殿が引き受けたはずですよね


そうそうお市様が

小豆の袋の両側を縛り浅井の裏切りにを

信長公に知らせたと!」


信長は涙を流しながら笑った


「歴史とはかくも間違って

伝わるものなのか


浅井長政は私を裏切ると言う事は

お市を捨てたと言う事だ


それが一番許せなんだ


私は長政を信じお市をまかせた!


腸が煮えくり返る

思いを泣く泣く我慢してだ


私の怒りは周りにいた

家来たちを震え上がらせる程だったらしい


『お市、私が必ずお前を

守って見せるから待っていろ!』


沢村殿お主も、おおうつけよのう!


よく考えて下され


もし長政が私を討っていたとすれば

お市はどうなる?


もう無くなった織田の人質てあり

正妻でもある


しかし跡継ぎは朝倉か竹田からもらった

側室の子をおくことになる


お市はそしてその子らはどうなる

織田家はもうない


織田の血を次ぐ嫡子に

家を継がせれば周りからどう思われる


一度、お市を、裏切れば後は裏切り続けるのみ


お市は城を出され仏門に入るか!

病死といって殺されるのが落ちである


子供達もそれにならう事であろう


私を裏切ったその時から


長政はお市を捨てた 子供達も捨てたのだ、

お市にもそれは解っていたはず


だからこそ織田に負けてもらっては困るのだ

そして私に死んでほしくは無かったはずた


たからお市から届いた小豆袋で

長政の裏切りを気付いた時は


生きて帰り

お市を守り

どう復讐するかだけを考えていた


まず間違って伝わっているのは小豆袋の件だが

両方を結んで豆や米を送る事はよくある


そんな事で敵前から退却などしていたら

何度も勝つ好機を逃してしまう!

なぁそう思わないか


お市と私ならそんな分かりにくい

物など送り付けぬわ


若い頃からお市と決めていた事、白は解らない、

緑は安全、そして赤は危険


そしてお市は小豆を送って来た

小豆は赤飯を作る赤豆とも呼ばれている


お市が赤い物を送って来た

その時直ぐに謀反に気付けた


私はお市のお陰で命びろいが出来たのだった


私は兵をととのえると浅井朝倉軍を攻め倒した


お市は長政と死のうとしたと言われてるが

大間違いである!


お市に命乞いをたのんだのだ


しかしお市にあったとき

私は力一杯抱き締めていた

『愛してた、本当に辛い思いをさせた

後は私が一生お前を守り抜くからな


本当にお市 お前を何度

この腕に抱き締めたかった事か!』


そしてその場でお市を抱き締め

口づけをかわした


『吉殿本当に遇いたかったです!

愛してます、愛してます、愛してます』


お市の顔は涙で塩味に変わっている


もうお市には長政は見えなかった


わしはその夜の戦いは秀吉にまかせ


お市と抱き合い寝た何年降りだろうか 

でもお市の身体は美しかった


『お市本当に遇いたかった、そして愛してる』


『吉殿私もです、もう貴方の側でなければ生きていけません』


私達はそのあとも

私が殺されるまで愛し合い愛を育んだ

これが私の生涯愛した一度だけの恋の話よ.....!」


信長公の顔は泣き腫れていた!


沢村にも信長の一途な恋が

凄く魅力的な話に聞こえた


本当に良い話を聞きましたありがとうございます




























































浅井長政の話は勝手な作り話なので

長政ファンの人は怒らないで下さいませ

すいません

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