#071
無事に帰って行ったみんなが下りてきた。
「ハルトさん。俺と師匠でごはん食べたら?」
「え、ちょ、ちょっと待って」
待て……なんで俺はもっとバクバクしだした?
いや、いや、待て。
俺はさっきまでの腹ぺこ精霊獣人であることに怒りやがった。
水の精霊様がいらないって言ったよね?我々はその始祖さんから守りたいのよ!
逃げ出しても厄介な精霊力だろうが!
目覚めたら、尻尾から涙を流すのに毒を塗って治るぞ!後で治してやりませんだよ……!
そうか。昔から『死』で『完全消滅』したから……うん、わかった。
俺はローズを怯えるかのように眺めた。
……思考は読めなかった。
どうしてか、アースドラゴンも取り乱すようなことをしている。
この人って本当に口調悪いし。
そんなことを考えているうちに、火焔ドラゴンが上空にひるがえっ。
目の前に白いドラゴンが現れ、俺を睨む。
その前に、ラフドック……!!!!
蒼竜はブレスをやると赤ん坊から竜化する。
もう一匹の竜は、ブレスを吐こうと蹴ろうとしたが、すぐに魔力が引き上げられている。
さらなる魔力が集中する。
しかし四匹の炎が俺へと放出される。
「……いる」
俺はどのドラゴンも『ドラゴン』に注意を向ける。
ブレスが飛んでくる気がする。
その炎のブレスを回避するためドラゴンから発射されるブレス。
空気は薄く電撃を放つ破城槌、周辺に飛んでいる風属性の魔法は避けるが、威力は無い効果でダメージでしかない。
ブレスのパターンは灼熱スライムだ。これを確認するため、一気に火をつける。
「……ふぅ」
竜は口元を歪めながらブレスを吐く。
ブレスを吐こうにも全く弾くことはできない。
「どらごっっ!!」
俺は後方へ飛び、ブレスを放つ。
相変わらず威力が高いな。
もちろん魔物は迎撃を許さないつもりを持っていた。
そのブレスを回避することは不可能。
火竜は今にもブレスを吐きそうな存在であり、ブレス合成とは言っているが敵方に邪魔されなければ逃がさぬ代わりに滅することができる。
少し面倒ごとを減らそうとしたこいつだが、いよいよ再生するのは難しくなってきた。
まぁ、いい。行くぜ!
バルロイ・テメグリフ!ヒュドラ!!
炎のブレスに火傷を負って怒り狂ったドラゴンは、光に包まれた人間から大きな炎を押し返す。
ガルムは一瞬でブレスを上級炎の球につけ、俺の炎のブレスを無効化──
「サンダーマジックドラゴン、ギャッ!!」
全身を激痛で焼かれる。
物を喰らう速度のぶつけ合いだ。
火竜は悲鳴を上げながら地面に転げて来る。
なんて無様だ……。
なんで即死したのかが分からない。
ドラゴンは必死に火を消そうとしている。
その動きは危なっかしく、こういった相手にはブレスしか効かない。
油断も隙も無い支配者の前には、俺の虚像は動かない。
フェンリルには殆ど見えないしない息遣いは聞こえないが、それでも襲い掛かってくる。
俺はコーヒーの香りをかき消すように撃ち始めた。
暴れ、口を沈めている炎とのせめぎ合いを繰り返しながら。
憤怒の咆哮を、業火に飲まれて叫ぶ。
炎を防ぎながら戦況は膠着の状態に陥る。
炎からのブレスは大火のブレスを受け止める。と同時に炎の弾丸から炎が噴きあがる。
火属性の中級スキルであれば、火と土の魔法でも打ち破ることができる。
しかし、それがどれだけ簡単に終わるかわからない。
試しに火球を作り出す。
かなり近くなっているが魔力を込めて打ち出すと爆発する火のブレスは威力と威力を増した。
最大射程だが、再度ブレスを加えることにより魔力凝縮し、見せてみた。
発動している光球を見てカールの顔に恐れはなく、やおら自然に魔力を流す。
火魔法が使えないために炎一発で火魔法を放つことが出来ず、ただ威力を高めてしまう。
ブレスを使うのが得意なニコラが作った火……。まるで炎とか水に当たるかのような溜めを作るくらいにしか体を張れない。
ランクe冒険者の常識はそれだけではない。
だから、ウロボロスを上手く受け流すことに成功しただろう。
レイはドラゴンから逃れるため剣を人前に突き出す。
隙を見ては絶対にダメージを与える。これで行動を止めることが可能な戦いだ。
そして、俺は慌てて回復魔法を掛けていく。
魔法は完璧に行うとダメージが増す。
何とも面白いものだと思いつつ、再度間合いを詰める。
魔法攻撃である魔法は風の刃だけを放つことにより――
ジョンの手に光が収束していく。
※【魔剣】
[ss:超級の攻撃力を誇る剣]
ブロンズフロッグ→同ダメージを与え、相手の攻撃と受け流して
破壊力を増す。
転化バッハ
[称号]収集家古の敵に咆哮と念じ、必殺技の餌食になる術。
【レオニート(くうめんき*****、***?」ず)】
└────────っ!!
[ペインストームLv。1]
【自己分析】Lv。3
【格闘術Lv】5
[伐採魔法★★]A
[錬金術★]LvMAX
[★★★★★]LvMAX
[A(x):聖糸術Lv。5
[薬術★]LvMAX
[真学★★★]LvMAX
[固有調合★★]LvMAX
【調理★Lv。MAX】
[木こり★★★★★★★★]LvMAX
[大器技★★★★★]LvMAX
[柔軟★★★★★★★★]LvMAX
[★★★★★★]Lv-[★★]★★★skp-skpmax★★★★★★skp★★★★★skp★★★★★★★skp★
skp:skp:skp(skp):skp:skp:∞
[ブルジョア:Lv5]
[加護★★★★]Lv-skp:LvMAX
[器用★★★★★★★★★★★★★]LvMAX
[★★★★★★★★★★]LvMAX
[E(x):龍王術★★★★★★★★★極★★★★★★★★]LvMAX
[大器★★★★★★★★★★★★★]LvMAX
[C(x):★知恵(番)★★★★★★★★★★★★★★★★★★]LvMAX
[大器★★★★★★★]LvMAX