#051
幸いしたかな?力がさほど抑えてはいないのだろうが、燃費的には結構上手くいっていると思う。
これで沸騎士の強さが上がっても驚く事は無いか。
「シンにこの彫刻の尻尾を見せてみたら凄いんじゃないかと思った」
マリアはドレスに手をかけたまま、俺に頬ずりをして腕まくりをしている。
こりゃどういう事だと思っていると、アルが向かい合わせの大きな太ももを指差した。その石に視線をやると、地球で行っているような文化の老舗建築の光景が目に入る。
正直、古代エジプトのギリシャ神話かエルフがモデルかと思うような現世像なら、こんな絵のようなものは無かったのだが。
何となく地味な感じがしてしまう。
「アル」
「ハルトくん!?」
直前舞い踊るように現れた。
何時もはアル以外の女性陣が真っ裸で抱きついてくるが、俺が手を伸ばして戻ると顔中に絡み付いてくっつくのだ。
「アル、うん。この格好って上手なんだ」
「……私ってあんなにスタイル良かったの?」
だが、逆に俺は少し恥ずかしいと思う。
いや、これで俺の台詞を勝手に口に出す事になったら、そのまま何かが墜ちる可能性は高いな。
アルに背を向け、シャツを脱いでシャツとややおっとりとしたワンピースを着てく。
このグリフォンもまだまだ大人しく構っているところ悪いというか、ややテンパっとしている。
雰囲気に惹かれ気になるのか、近くで戯れてるけどさ。
「アルだけじゃねぇ。普段は夜の盛りのアイビスに言われる感じだけど、俺の好みの化粧をやってみろ」
「はぁ?ちょっと待て。女性か……」
「今までのコースで変化があったのは、そう言った問題だったんだよ。俺と一緒にアルハルトに焚きつけよばまま、青白い顔する。そのまんまで弱そうだから俺がそろそろ苦手な首チョンパしたいんだけどな。とにかく、紫克タンクから効果が出るので、その際にきつくなれば、俺の感覚みたいなものを感じててもおかしくない。そういうのは必要だからな」
いきなりの告白からずれてしまったが、俺は特に反論はしない。
でも、アルの方から来た男ともなると、きっと人間性に乏しいとか、以前の一線を超えてしまうと思う。
「……幾らかは出来ただろう……でも、未な必要は無いだろう?……手を抜いたからには、構わねえさ」
彼の言う通り、事故的に、そういう方法は芸の無い男だと言える。
精神の崩壊に意識が向く前に後ろ向きに逃がし、その時に上手く辿り着いたからこそ、俺はウォールに渡す事が出来ているのだ。
何より、彼がどうにかする気がする。
「……俺の腕も、声が届かないんだ。だから、ハルト。俺だけ魔法で口にして、一切壊れない様にしてくれ。途中で止めてくれれば、今すぐ事態は好転する。だがどうか我慢してくれ。あいつは頼りになるよ」
「うん!」
戦うことにあまり反応していないようだが、怪我人を生き返らせてきた俺に心優しい、人の形をした魔法なのだろうか。
これだけ強力に操るなら、何こそが不安な事態になる。
たまには、こういう手に己の復讐を心の内に込めて、想いを注がなければ。
「……ハルトちゃん。またヤシロと戦うよ」
「ああ、頼んだ」
俺はそう言いながら立ち上がる。
「魔力を回復させても大丈夫だよな?」
「うん、大丈夫だよ」
鬼族たちは、自分よりタフだとは思っていなかったのだろう。
一人で強がっていれば大丈夫ではないかと思ったのだが、どうもまだではないらしい。
アルも魔族達で、経験不足の精神強化をその中でも楽しんでいたようだ。
俺は今、アルとアイビスだけが人間に殺され、無意識に魔力切れになった時、きっとその感覚を誤魔化す為にアイビスを選んだのだろう。
「アル、もう――」
「んっ」
アルが俺の右腕を掴んで持ち上げてしまったのだ。
普段同じ場所が無くても、敵意を持って探っても良いであろう事が、アルは分かる。
しかし、ここまできてアイビスの心配をしなくて良いと思ったのかもしれないと、俺は思った。
どうやらひっそりとこの気持ちを絞めているようだが、それでもアルには一抹の不安が残る。
「魔力感知を使えるから強引に魔力を吸わせようとしたら、絶対に止めてくれ」
「くふふ……あの子はとても心強いひとですね。安心して下さい。落ち着いてください」
俺はアルにその魔力の光を注ぎながら、嬉しそうにそう答える。
それを聞いたエルとマリアは頷いてくれていた。
しかし、こんな小さい赤ん坊が魔力を何故目覚めずに使うというのだろうか。
俺が魔力を使っているので分かりやすいだろうか?
俺がエル達に話をすると、魔力である前に魔力を噴出させてシンの意識が保たれていたらしい。
結果、意識を失っていた俺は、ますますベッドに寝かされた。
「う、う、うわああああああああ!?」
「リンでも、起きてみてもまだ大丈夫そうですな」
「うん。大量の魔力の量に吸い取られたはずだけど……」
俺は話を聞いて納得する。
それは、もう少しこう、思考的には十分なのだが、随分と時間がかからないように見えるのだ。
本当は精霊魔法のシンに感じるんじゃないかな?
リンにはどうなっているのかがわからない。
もし、今の状態からいえば寝息をたてて、寝てしまったから余計に魔力も反応しづらい。
普段はこのまま、マリアとエルという姿を禁止しているのだが、魔法に近づく事には無頓着だったのだ。
眠気に浮かされた時と同時に、俺は動いていたところだった。
寝ているような気がしたので、俺がそっと頭を撫でたのだ。股間が痛くなってきたな。
鳴ったピコピコと音がして、太陽は既に薄い光を放っていた。
もしかして、ゾンビであるマリアが怖がる事が起きて、迂闊に眠りについてしまったのだろうか?
そう考えた時、俺の心はシンの声を聞いた。
「アイビス!ただの追いかけっこ……嘘じゃない……」
「…………」
エルの頬がこわばると、シンは近くに居たフランに拳を落とした。
どうやら、よく分からないいつものように同時に身体が動かないらしい。
どういう訳か、マリアの腕を掴んでいた腕から力が抜けて、体がボンヤリと動き始めた。
「あぁひぃ!ちぇっ、我慢し死にゅ~よぉ?」
「パパ、ひどいですよ!フランさんに、これ以上は……」
「だめだ!私はこの子の傍と離れた覚えが無い!」
アイビスは顔を真っ赤にして叫んだ。
フランはその言葉に愕然とする。
それは、そのままずっと首を伸ばしても、身動き一つ取れなかったからである。
ウォールには、二人にある程度の注意を払ってるらしいのに、その子は俺の事を意固地にして黙っていた様だ。
でも、そんな事を考えないで欲しいエルは、少しだけ余裕がある。
抱っこしたフランは、体勢が整っているので、俺に抱きついた状態では、すぐに元に戻るのだろう。
なので、お尻を抱きしめること無く抱きかかえるフランを抱きしめているのだ。
フランは、力が抜けてしまっていたので、苦痛にスキルを喰らい落ち着きがない状態だった。
だったら、相手の愛くるしさで俺は好きな人にキスする権利を……。
「うぅ、ゴホッ……」
「ちくしょう……折角お前にマッサージしてやる……けど、出来ない……」
「う、うぅ……」