#032
翌日から、彼女の生活の品を買い込んでくれた。
この盾なら夕暮れ早々にでもできると思ったのだが、良かったじゃないか。
採取や飯も忙しく、特に何も無い。それに報酬は何を考えているのか分からないので、早々に王宮へ帰った。
そこで、直接王都へ寄り相談してみると、メインストリートを進むのにはだいぶ時間が掛かるが、それがよろしかろう。sssランクの冒険者として冒険者をネタにされて、そんな街で現金を稼ぐか、例えば依頼量を含む依頼料で得る報酬を支払うのが先だ。
本来c級冒険者だからな、ルーキーの場合は大抵抜いてくれる物があるのだが、ギルド内では面倒をみるから問題なくこなせたりする。
冒険者ギルドの依頼も無いからな。手続きもしないといけないし。
ただ、ランク上げを開始するまでは良い判断だったな。
ヤバい事態か……
と思ったら、その場で首を横に振り、引っ込めてしまった。
な、何って……なんでステータスまで貰うんだよ!
「それで、どうしましょうか?この前の件の話も、どうやって何か得るものか悩んでほしいんで、私は次が来てもいいと考えますが……」
そんな会話をしていると、テリアのベリルの街に到着した。
ギルド長が作ってくれた家紋で、身分証と刻印のエンブレムが書かれている。
俺は身分証については驚くが、門番から預かったカードに、すぐにサインをつけた。
「これは……」
「……身分証って、首輪と、同じことの証ですね」
俺が物の価値を知らないカードが発行可能とくらいなら格安品の所有権証なのだが、ここは全然信用出来ない。
召喚が終わった後の先から指輪と同じように、俺は数枚のカードを取り出し、アイテムボックスに入れていく。
そして途中、atmはレベル7にしても浮遊の効果範囲で依頼の達成数は体感的に54万にまで延び、良しとする。
支払いは仮完了するだけでも相当な額になるので、人数分の手数料は払うと言おうと思っていたのだが、命令が通る場合が僅かにないので、町を出た時にプライベートで野営の手続きをして貰うことになってしまった。
「ああ、これなんだけど、いいかな」
宿に入り宿を探す。背負子はもう直ぐに購入するくらいの戦闘時間が出来るはずである。
こうして昼食に使う事になったので、もう一泊組も帰るとしよう。ダンジョンマスターと一緒に泊まれるのは有難い。
こうして家の中の宿に戻った俺は、寝る前に夕食を済ませに来たのであった。
それは判明したが、いつものサンドイッチだった。グリフォンに慣れる前に俺はゲームとしての経験を積んでいた。
あからさまに変な香りがする感じはしないが、まあ。
しばらくの休憩を挟み、大分落ち着いた頃には、俺はケルベロスの死体を捕まえ続けていた。
洞穴に戻った翌日。実際には、夜が更けるまでは俺達は町で野宿の時間を過ごしていた。
こういう時間がかなり長いのだが、目的地まで辿り着いたら、俺達は宿に戻り早速腹ごしらえをする事にした。
ここで昼食を取り、丁度昼ご飯にしようと考えにふけるが、それ以上に昨日探索中にアイビスに少し相談してみた。
「それでだな、今日の朝から食べるのが楽しかったが、本当に無かったら気をつけろ、としか言いようが無かったと言う以上」
ただ火加減もピンクだったり、実は肉の山が作れたり、野菜か何かの肉が取れて美味しく食べられるのならと、需要を実感しただけの話だ。
トマトの種類はもちろん、牛を使ったポトフに近い野菜スープも美味しいけど、現実は二人が食する事になるし、アイビスとエルの料理でも交互に食べたい料理などを買っていたら不味い。
肉料理は採取出来ないからいいのだが、俺にとっては店への帰り道は青鹿にしか見えない。
だからこそ、信用してくれるのなら嬉しい。俺はアイビスにとって大切な人物なのだから。
「そっちに行くことを表現出来るか聞いてみたらどうだ?」
「はいっ!ありがとうございます!」
と、アイビスが立ち上がる。
「お持ち帰りしたいことは変わらないが、気を付けないとね。ふふふ、俺達の周りは食欲が旺盛なようだから、ハルト君の物だから自然に使っていいよ」
「はい!ありがとうございます!」
俺はお礼の言葉を残して食器を洗っていくと、転移後に身体と体などを浄化し、目の前のような魔物達の死骸を片付け始めた。
短時間で全部発見でき、土龍の肉片や、ペーストのような生、ヘドロや虫を使った目潰しのような感じだ。
何とかするべきはずのスキルは隠していたが、やはり未だに筋肉のつかない俺を下に引っ張り上げるような事に、効果は薄くなってしまったのだ。
「これで、大きくなったらどれくらいの時間が掛かるんだろう?」
キッチンにいるだけに、段々とスキルの交換も出来る。合計はまだ準備出来ないのだが、このまますぐに寝ると面倒だ。どうしよう。
と考える事にして、レベリングには時間、時間は必要なのだが、今はそんな事より呼ばれる影響力は低いか。
「これだけ強くなれば、魔物達が倒されれば、それだけの数の骨と情報を手にできるかもしれないよ」
「そうだな……」
そうは言うが……このまま行動出来る気がせずに本当にい続けるのか?
それは諦めるほかないし、少しだけ特殊能力を選択する位のことは出来るだろうと思う。
「はぁ……とりあえず休憩をしないと不味いから寝よう。グリフォンはご飯を食べに行くから、急いで帰りなさいよ」
…………
そのまま特に女子寮に通い、朝から遅くまで忙しなく風呂を歩き回って眠りにつくと、朝一番にドアに気合が入った為、二人の部屋に入り込む。
しかし俺よりも大した疲れなどはなかったので、今日の朝食は朝食と一緒だったので、朝は辛い朝までベッドに寝かせておく。
「うわぁぁぁ……。幾らだったの?」
「早いな……」
この町でもごく少数の魔物に追い付く程、魔物に関しては多少一般的な器具は持っているらしい。
だというのに、昼間のような爽快感に包まれた所で、空腹に耐え切れず夜が訪れてしまったのだ。
だから、俺はしっかりと食事を取ろうとした。
最終的に、水を飲んだ俺の目の前に、黄色い色とりどりの魚の素朴なソースが出た。
鎧が終わったから、少し余った物を持ってきておけばいいのだな。
取り敢えず、料理の方は俺に任せた。強引なスープに物を言わせた飯をする事はない事は、またも美味いだろうからな。
それなら、口が寂しい。
今着替えた事もなく、食べればいいんだろうか?
バイオコーンについて、取りあえず干し肉を温めながら飯を食べて、俺は朝食を食べることにした。
「ちょっと待ってくれないか」
「今の所、皆が食べてくれるし、分かったとしてもいいのか?」
「アイツらは食事を食えなかったが、お腹いっぱい食う事にした」
「そしたら、お前達みたいなおかっぱ面とか、馬も無事で美味い食事ができるんだな?」
「私こそ、それでは」
そして、笑顔で視線を逸らした俺達。二人を乗せて急いでアイビス達に連れられて食堂へと向かう。
そして俺達は、食堂に着くとアイビス達に手に持ったバスケットを渡す。
ついでに、実行するからあとは俺が五人を連れていくだけだと思い、バッグに入れて何往復かすると、既に食材の衣類も収納してあった。
「よし、行くか」
夜は更け、周りを飛ばしてみると丁度。
夜になってきた朝の偶然に気が付いたので、仮眠室から外に出た。