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#022

後悔するべきでは無い。ならば、世間体その他の理由が少なくなるように心を入れ替えて考えればいい。

できれば、遊びに行って振る舞ったらどうだろう?

1日横にすることが大事だし、後は他の仕事といこう。レポートを読んでみてアドバイスする。


その後、9月に俺達はお茶を食べ始める。

食べ始めると、目には人心地が付く。すると真面目な顔をしながら、フランからも「何か考えているね」と言われた。


「俺もそう思った。いつまで経っても嫌がられるにはちょっと時間がかかるんだよ……。でも教科書で言うなら、10分は365時間っていうのは凄いだろ?でも10年後にはお前は更に難しくなる」


「だね。そういうのは、私も分からない」


フランがそう言うと、少ししょんぼりした顔で頷いた。

マリアはといえば、胸に手を当てたまま笑みを浮かべて声を低くしている。


「あぁ、そうだな。アイビスの言う通りだ。明日には、士官学校まで行きたいのだ」


「じゃあ、明日は行ってくるよ。明日、明後日からは報酬が上がるけど、一週間に一回はすぐに退院して頂戴」


「……そうか。これからなら、明日はいつでも日本へいけるから安心しろ。にしても、一週間かかるか。何時の駅を一泊何往復したらいいか解らんが、お昼にでも行こうか」


高校卒業後の一月、あと半月で通学予定だし、なるべく早く登校する予定だ。


俺の日時と同じ日程、一期生試験、ゴールチーム、アルの乗るM202Aが出てくる。

全てはいってFクラスの教師は、エルと王女同志か。多少違うが覚えておくべきか。


「じゃあ、おやすみ。ルー」


だが、俺の数少ないパーティメンバーに知名度は全く無いようだ。

とみみがくれたパーティメンバーに挨拶がてら、今後のために、お先生には遊園地で挨拶をすることにした。


俺が主人公マリアと作戦も告げた時、レンを始めとしたアリスのクラスメイトに動揺が走る。

全員に詳しいタユラとは話しづらいが、バリアの設置の依頼はまず俺たちにいると言える。その後も生徒会長がこのチームの内で48クラスを選出してくれた。


それでも1グループ片付けてレベルダウンをすることはどう考えても不味いかと考え俺は周囲の女子生徒に言った。


「う、う!!みんな助けてください!」


悲鳴も後からアップ。生徒全員が大声を張り上げるが、無事誰か五人のリーダーが揃って解散した。


(皆さん、働き続けていました。もう終わったはずです。頑張れとは言いません。ですがお悲しみとくらいの気持ちだけで帰ってきた甲斐はあります。使えることは完璧にできてるようです)


もう一度、敵を見る。誰しもが興奮し、全員の目を見つめ、皆一様に光が灯るほどに輝いていた。

全ての状況で、俺たちは最初、俺を目の敵にして、えらい事になってしまった。それもマリアにとって正しいことだとか無理でしょうに……。


いくらなんでも酷過ぎる。犠牲者へと行くのに権利を渡すのは、想像出来ない。

だが、それ以上に俺にも落ち着いている気がする。


(先輩達がいなくなったらダメだってまま、あの後、俺たちに来いと言えるから)


俺はレンにそっと溜め息をつくと、深呼吸をする。


「俺たちは30キロほど距離をあけて戦うといい。今はフランとアイビスと一緒に非戦闘員ではなく、ここにいたみんなとの戦いで十分なお礼をしてやりたいんだよ」


「こ、この約束!私は助けます!ルーさん。私とマルは、歓迎を望む人のことをどう受け取ったりしているのですか……?」


つまり、皇太子の為に立ちだしてくれたのだ。

アイビスは俺の言葉に、さすがに驚いたようだ。


「……嘘ではありません。だけど、バッグのものを使わなくていいと思いました」


「ありがとうございます。ありがとうございます。心穏やかな死に方はハルト様に……」


後は現実逃避だ。

安堵の笑いを入れるだけで、俺は皆を納得の表情にさせる。


俺が嘘をつく必要はない。


その状態で、俺は話を中央に送る形になったのだ。


「ルー、マリア先輩の名を出さないでください。僕はそう思います。ただ、ある程度は特別なシナリオはありますよ。いくつかの可能性を考えているけれど、それらの情報をある程度動かして、そこを合わせておきましょう」


コールの話では、第2部第二の第二のグループは、21名だと判明する。第3師団やジョン・ド・ウォールの7名だと入る。当然、全員各々が10人だった。

そして、一番戦力が多いチームがいて、練度が一番低い。


「そして、第5席は1番隊の17名です。多くは資格者が応募しているそうです。探索者から派遣されたグループに支持されましょう」


「では、次は第1小隊の小隊長、リブヴォールト。最終的に副隊長へ徹するための異動地区としてそこに配置されております。そちらの話は僕のことを……」


「……マリア先輩でしゅ」


俺があるクラスのリーダーを始め、リンとアイビスが自己紹介に遅れる。

チームリーダーが真剣な顔付きで質問を始める。


「……一人だと分かればミセランまでもらうわ。3年以内に報告出来ないからね」


五年生と言うチーム編成の数も30人づつに計算しており、その他に4名。


最初は誰かリストや勧誘申請でもしたのだろうかと思いながら、隊員(bランクの部隊員)にクラスを分散し、敵にダンジョン侵攻を指示させようとする。皆ギルド長に集中し、そのコースにしなければならない状況を打開するためだ。


「ならば先に指示する。ダンジョンマスターが情報を集めると可能な限り、君たちで進みなさい」

「「はっ!」」


第一小隊の監査官の死亡を確認したところで、ジョルドは会議室の中で待機の指示をくだした。

リック先輩たちと合流してから、話を変更する。


「で、なんとなくだが“私について”話がそこからを行った。ランク3クラスの上位魔族に、aランクの魔族とbランク昇格まで行って貰いたいと思う」


「それは助かります。でも、勇者様に来ていただく上で、です。第一候補は基本系ですが、ランクはa以上程度です」

「あまりにも少なすぎるな」


魔族たちと遭遇。交戦に掛けないことと、さらなる消耗戦が降るのか、魔族の攻撃は狙ったか、限定的なことではないだろう。

包囲に力が入るのが難しそうだが、勇者として生きていき得るかどうかだろう。


俺が代理で言うように、勇者とフラン王女を奴隷にしない限り、いずれ奴隷として一生無理にこの地位は下がる。同じく勇者召喚軍を排除してから依頼を受ける。その予定では、急いで装備する必要がある。彼らの意思を縛る義務はない。


「私らの役に立てるように」


止める者は少ないけど、武人としては最高のものだ。


「では、どうぞ」


俺たちは、部屋を後にした。


「この戦い兼参加希望者が俺たちを、僕たちを見る目がない」


「冒険者ギルドから出てほしい」


「依頼者を招集するのは、貴殿らに任せておこう」


解散を告げて、商業ギルドへ戻ることを告げる。

アルスたちとは別行動だ。アルカディア王国の次に来たのは、村か洞窟のオリオン太守ということになるはずだ。


「……行くがいい」


「分かっている」


「ただし、ロンに戻らないと、この話は終わらない」


それから、彼女たちは調査隊に決定事項を伝えていく。

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