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第5話 恋をした猫村くん

「猫さんのっ良いところっふふっふふっふん♪」


ん?気持ち良く歌ってる人がいる...歳上さんだなぁ...

長い髪に整った顔...20代かな...もしかしたら90代かも...んな訳ないか...あんなにモデルさんみたいな人..

あれ、バレた...


「...ぁ」


「ん?どうかしたの?猫さん?」にこっ!


ズッキューン!


「ぁ...いや、その...なんか...ありがとうございます」


「な、なにが!?」


この人...綺麗...

なんか胸がドキドキしてるよ...なんで..?


「あ、ああ、え...その...」


「大丈夫?お家まで送ってあげよっか?」


「え、あ、お願いします...」


なに言っているんだ僕...

ふぁああ...ここはもう流れに任せよう...



    ★



「ねぇ、神崎さん」


「ん?なに?」


「...」フリフリ


なんで尻尾振ってるの!?

てかどうしたんだろう...なんか元気ないよ?

それにいつもずっと机にうつ伏せになってるのに今日はキリッて座ってるし...


「相談があります。お金を返して下さい」


「借金してないよ!?」


相談...猫村くん何かあったのかな....

とりあえず全力で聞く!(カシャッ)


    ☆



屋上


「ふぁああ...あまり風が当たらなくていい...寝んねポイントだね...」


「寝んねポイント...確かに風が気持ちいいね...」


「え?ナニが気持ちいいの...?」


「私は変態じゃない!」


「...とりあえず...相談...聞いて...」


「あ、言ってみて...?」


「...」


あれ?

相談することってなんだっけ...


「どうかしたの?」


「...猫派か犬派か...それともペンギン派か迷ってるんだけど...」


あ、やっちゃった...ふぁああ


「え....えっと、まあ、人それぞれだし...てかペンギン派!?それはあんま...ね...」


「そうなのか...じゃあ本題に行こう...ふぁああ」


「今の本題じゃないの!?」


「実は...」

「実は...?」



「...恋をした。」



え...今なんて...


「?わからなかった?恋をしたんだよ...?」


...恋...

ん!?恋!?


「猫村くんが恋をした!?なにその展開!?」


「...驚きすぎだよ...ふぁああ」


「驚くよ!てか相手はだれ!?まさかラミ先生じゃ...」


「んな訳ないでしょ」

「ですよねー」


ラミ先生は変態だから仕方ないよねー


「じゃあ、だれ?まさか90代のおばあちゃんじゃ...」


「...ふぁああ」

「ノーコメント!?なんかごめんなさい!」


「...知らない人を好きになってしまった...」


「えぇ....あ、名前とか聞いてないの?」


「確か...」


あ、察してしまった...

マイペースだからなぁ...


「忘れた」

「ですよねー」


やっぱりマイペースだなぁ...猫村くん


「でも特徴とか、後は妹が連絡先交換してた...明日にそれ聞く...ふぁああ」


「えぇ...で、特徴とかは?」


「髪はロングヘアーだと思う。髪とかそんなの分からない。20代前半、モデルさんみたいな人だった」


えっと、猫村くんは記憶力がいい...っと

あ、違う...まあいいか


「う~ん、良く分からないね...写真とかもある?」


「知らな...ふぁああ」


あくび多いね...

やっぱり風が気持ちいいからね...


「と、とりあえず恋は自由だからね!大丈夫だよ!」


「え?ナニが大丈夫なの....僕たち高校生だから気を付けないといけないよ?」


「だからナニが!?」


「ピーーだったり...あとはピーーだったりね...」


「私はしないよ!?」


...変態なのかな...


「あ、授業始ま....ふぁああ」


「ホントあくび多いな!?...ほら、授業始まるよー!」


放課後

神崎さんのお家


ガチャ

「ただいまー」


ドタバタ...


「げ、嫌な予感...」


ピョーン「お姉ちゃん寂しかったよーー!」

「うわぁああ!」


バタン


「ちょっと!お姉ちゃん!止めて!」


「やだー!お姉ちゃん寂しかったんだよー!」スリスリ


「もう!...ん?」


「ん?どうかしたの?」


神崎さんのお姉ちゃん

・20代前半

・ロングヘアー

・モデルさんみたいな人(というかモデルが職業)


「...マジか..」

「何が!?」


「お姉ちゃん今日の朝、もしくは昨日の日曜日。猫耳付けた人と会った?」


「え!わかるの!そうなんですよー!あの子可愛くてー!ピーーしたいなぁとか思ってる!」


「ピーーするなー!」


猫村くんが恋をしたのは、私のお姉ちゃんでした...

てかあんたモデルだろ!ピーーしたいとか言うな!


こうして今日も変態な(愉快な)仲間たちの日常が続くのであった...


「猫っていいよね!」


「お姉ちゃんはいい加減退け!」

次回の猫村くん!


どうも!間宮です。

え?なんでこの話に出なかったかって?

私、恋愛は苦手なんです。

それはともかく次回は秋について話します!


次回!

    「秋模様の猫村くん」


食欲の秋、読書の秋、そして、猫村くんの秋も見ていって下さい!

ハロウィンも楽しみましょう!イェイ!(そんなキャラだっけ?)

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