第1話 転校生と猫村くん
私の名前は神崎結衣!
今日からこの神ヶ丘高校の生徒になります!
親の都合でこの神ヶ丘地区に引っ越してきたの。
それで、まずは先生に挨拶をしてこよう!
コンコン
「失礼します。今日から転校してきた神崎です。えっと、松村先生はいますか?」
「ん?おう、ここだ。来てくれ」
私は松村先生の机の前まで行く
松村先生は机の引き出しから書類を取り、見る
「えっと...君のクラスは俺が担当している2-1だ。2階にある。カバンは?」
「あ、今持ってます。」
「じゃあ行くか」
職員室を出て、階段を昇る
階段から少し遠いところに2-1があり、その前で待つように言われた
「き、緊張するなぁ...」
すると松村先生から呼ばれる
「じゃあ、入って来てくれ」
私はドアを開け、教卓の隣に立ち、自己紹介をする
「えっと、どうもはじめまして。私の名前は神崎結衣です。好きな物は猫です。よろしくお願いします!」
教室内は拍手に包まれる
松村先生から席をことを聞き、席に座る。
その時は気づかなかった
隣にいた猫さんのことを...
★!
「ねぇ、猫好きなの?」
隣にいる人に声を掛けられた
そういえば隣の人って誰だろう
緊張し過ぎて見ていなかった...
「あ、はいそうなんです。猫が....あ、ああ、ね、ねねね、ねね、猫!?」
そこにいたのは猫耳を付けて...いや、猫耳と尻尾も付けている人が、うつ伏せでこっちを見ている。
「ん?どうかしたの?」
「え、いや、この学校って猫耳とか大丈夫なの!?それとも誰かのイタズラなの!?」
「どうかしましたか?」
また別の人に声を掛けられる
後ろを向くとメガネを掛けているとても優しそうな方が話し掛けてきてくれた
「あ、僕はクラスのまとめ役の間宮です。猫村くんがどうかした?」
猫村くん
それがこの人の名前か...
「猫村くんって名前に猫ってついてるからって学校に猫耳とか持ってきちゃいけないんたよ?」
そう言うと反応したのは猫村くんじゃなく、間宮くんだった。
「神崎さん。猫村くんはこのままでいいんだよ。」
「え?でも...」
「いいんだって。彼は生まれつき...」
その時、猫村くんが立ち上がり... バタン!
「!猫村くん!?」
でもクラスのみんなはクスクス笑ったり、またかーなどと言っている。
間宮くんも「いつもより少し早いな...」と言い、猫村くんをおんぶする。
「えっと、どういうこと?」
「ああ、詳しい話は保健室に着いてから話そう。とりあえず今は猫村くんを保健室に連れていこう。」
「え、あ、うん!」
猫村くん...一体君はなんなの?
次回の猫村くん!
どうも猫村です。
倒れた僕は保健室に運ばれました...ふぁああ
もう寝ていいよね?
次回
「保健室と猫村くん」
...とりあえず眠いんじゃぁああ~...ふぁああ...ふぁああ...