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君が邪魔するからやりたいことはやれないってのも言い訳  作者: 瀧野憂
女嫌いの冒険者はプラトニックな恋をしたらしい
7/15

女嫌い冒険者 一話


――俺は赤ん坊の頃、顔も知らない母親に捨てられた。

母親を知る者がいうには、酒場あたりの水商売をしていて最近はやり病で死んだらしい。


「おはようジュソ」

「おはようございます父さん母さん」


孤児院にいた俺を赤ん坊の時に貰ってくれた義両親。

普通に自分の子のように育ててくれた。


「貴方ももう21になるのね」

「ようやく酒が飲めるな。よし、今夜は三人で祝おうじゃないか」

「ワインとビールどっちがいい?」

「じゃあまずはビールがいいなあ……」

「ははっワインは悪酔いするからな」


∬∬


「うい~~」


父さんが酔っぱらって母さんもほろ酔いだ。俺は酒を解禁されて初日だし一杯だけにして寝ることにする。


「酒を飲むとトイレいきたくなるのは本当なんだなあ……」


まだ話し声がする。


「あんなに小さかったのに早いなあ」

「そうねジュソがお嫁さんを連れてきて孫の顔を見せてくれたら……」


母さんごめん、俺は――結婚適齢あたりの若い女性が苦手なんだ。


産みの親のせいか、その辺りの異性には近づきたくない。


「そうなったら、いつ死んでも悔いはないな」


――そんなこと言われたら嫁さん連れて来なきゃじゃないか!

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