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テスト当日!(確認テスト編)

 テスト当日を迎えた俺たちは、勉強をしていたため苦にすることなく解くことができた。テストの結果は今度返ってくるらしい。

 俺は勉強の成果を試すため確認テストに臨んでいる。ちなみに科目は国・数・英の三教科で俺はどちらかというと文系だ。数学もそこそこできるが成績は中の中程度だ。もちろん紅里は全教科満遍(まんべん)なくこなし成績は学年主席だが、実は文系科目があまり得意ではないらしい。だが、勉強するだけでこれほどの成績を取れてしまうのだから俺は羨ましく思いそして同時に嫉妬もしてしまう。だが、俺の彼女はさすがだなと思う。


 一時間目は国語だ。俺は文系科目は得意なので国語は得意な方だ。国語で最も得意なのは漢文で次いで漢字だ。あとは小論文や作文もぼちぼち点数が取れる。勉強してきた成果が出たようで、俺は解答用紙を全て埋めることができた。もちろん自信アリだ。


 一方紅里の方は、国語の解答用紙を全て埋めただけでなく見直しもして間違いを探したりしていたそうだ。力の差をまざまざと見せつけられたなと思った瞬間だった。さすが学年主席、余裕を持って臨んでるな。


 二時間目は数学。俺はあまり得意ではないが勉強の甲斐(かい)あって解答用紙を全て埋めた。だが、あまり自信はない。だが今までよりは出来たと思う。

 

 紅里のことは……話さなくてもいいよな。


 そして最後の英語。英語は好きか嫌いかで言えば好きな方だ。そして俺は今英語のテストに臨んでいる。確認テストというだっけあって復習をしていれば解けるものがほとんどであったため、俺は苦にすることなく解いた。


 今回のテストは非常に達成感のあるものとなった。過去最高は確実だと思う。紅里はというと、現状維持の成績だそうだ。……頭良すぎだろ。


 さて、テストも終わったことだ。シズクを迎えに行って家に帰って昼食を食べるか。


「おーい紅里、シズクを迎えに行くぞ」「わかった。今から行く」

 

 俺たちはシズクを迎えに行き、雫のクラスに到着したら、突然「あの~、シズクさんのお兄さんですか?」と聞いてきた人がいた。その女の子は自らを岸田瑞姫(みずき)と名乗った。


 瑞姫ちゃんはシズクの友達一号らしい。まあたとえ男子であったとしてもシズクに友達が出来たのは兄として嬉しい。


 短時間、俺と瑞姫ちゃんと紅里で話をしているとシズクが荷物を持ってやってきた。

「おまたせ~」「別に急がなくてもよかったのに」「早く……お昼が食べたかったから……」


 シズクは昼を早く食べたかったから急いできたらしい。まあいいか。せっかくだし今日は紅里に作ってもらおう。久しぶりに紅里の手料理も食べたいからな。

「なあ紅里」「なに?」「久しぶりに紅里の料理が食べたいんだが作ってもらってもいいか?」「あ、私からもお願いします」「わかった。いいわよ」


 俺は紅里の手料理を久しぶりに食べることを嬉しく思った。


 俺たちは家に帰ってから先に宿題を済ませた。そのあとに紅里に手料理を振舞ってもらうことにした。ちなみに紅里は冷蔵庫の中にあるものを見てからオムライスとコーンスープを作ることにしたらしい。紅里が作るオムライスには細かく刻んだベーコンかソーセージが入る。


 俺とシズクは紅里が作り終わるまで本を読んで待っていた。十五分で作り終えた紅里は最後に味付けをしていた。味付けも終了し、俺とシズクも食卓に運ぶのを手伝った。


 俺たちはテレビを見ながら、そして談笑しながら紅里の手料理を食べ終え、今は俺が食器の片付けなどをしている。


 食後は俺たちはリビングでゲームをしていた。これは最大四人まで同時プレイが可能な簡単なパズルゲームで数学があまり得意でない俺は頭を使ったが、シズクと紅里はあっさり解いていった。

 

 ゲームが終わり、紅里が帰る頃になったため、俺とシズクは紅里の帰宅を見届けたあと、俺たちは夕飯の支度に入った。


 夕飯も食べ終わり、風呂にも入っていたため、あとは寝るだけだったのだが、シズクが「今日はお兄ちゃんと一緒に寝てもいい?」と聞いてきたため俺は「今日だけな」と言ってやった。


 そして俺とシズクは目を閉じ今日を終えた。

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