神人VS神人 ②
「ようやく、見つけました。……私のことを、覚えておいででしょうか?」
「……あー」
どうも強い『気』だと思ったら、こいつだったのか。
「私はあなたと戦うことだけを、考えてきました」
こいつは俺がまだ神人育成学校に居た頃、幾度となく俺に突っかかってきた女。
負けたことは一度も無いのだが、この世で俺に勝てる可能性があるとしたら、この女ぐらいなものだろう。
最初はそこまでの実力はなかったのだが、俺に対する執念でもあるのか、戦う度にどんどん強くなっていったのを覚えている。適当にあしらっていたら、危ない時もあった。
「あー、なんつーか。……お前、学校はどうしたんだよ」
目の前の女は、開き直っているのか微笑しながら答えた。
「逃げてしまいました」
「お前みたいな優等生がか?」
「はい」
女は頷いた。整い過ぎた顔が少し歪んだのを見ると、後悔はしているのだろう。
「でも、あなたの、所為なんですよ……? あなたに会いたくて戦いたくて仕方がなくて、私、おかしくなってしまったみたいなんです」
「……いやそれ、俺の所為じゃねぇだろ」
俺は嘆息する。
この女がなんでこんな俺に執着してるのかは分からないが、何にせよ、厄介には変わりない。
神人の本能(俺には毛ほども無いが)に逆らってまで俺の所へ来たとなると、相当な執念があるのだろう。
できれば、さっさと逃げてしまいたいのが本心だ。
「そう、ですね。あなたの所為では、ないです。……すみません。ですが、あなたに会ってあなたと戦うことだけを目的にここまで来たのは、本当なんです。……どうか、もう一度私と戦ってくれますでしょうか?」
「……あー」
正直、めんどくさい。
俺とこいつが本気でやりあったら、ここミシぺルの道が全壊してしまうほどに激戦になるだろうし、何より、今はコンディションが悪い。
――俺は今車酔いしてんだよ。
「ぶっちゃけ、めんどくさいから嫌だ」
遠慮なく、俺は本心をはっきりと告げる。
「……めんどくさい、ですか」
女は整った顔を曇らせ、残念そうに呟いた。だが同情などしない。
「ああ。めんどくさい」
と、無慈悲にも、もう一度そう告げる。
「……そうですか。……では、本気で攻撃し続けたら、もう一度闘ってくれますよね?」
「いや、意味が分からない。それはもっとめんどくさいからな」
「じゃあ、攻撃を開始しますね?」
くそ。聞く耳を持たねえ。
ホント、こいつに「めんどくさい」が通用したのは最初の一、二回だけだ。慣れてきた今ではもう、「めんどくさい、ですか。そうですか」と、穏やかな顔で申し訳なさそうに呟きながらも、遠慮一切なしで攻撃してくるようになってしまった。
「……マジかよ」
そしてどうやら、女は今回も本気で攻撃を開始するらしく、杖を取り出して地に魔法陣を展開する。
「遙か地深くに住みし、大地の神よ――」
そして詠唱を開始すると同時に、ゴゴゴと地鳴りが始まった。
初っ端から超上級魔法かよ。
「激情を纏い、その身を震わせよ。――覇轟震滅!」
女が詠唱を終えたのと同時期、大規模な揺れがミシペルの道全体を襲った。
酔った体にこの震動はあまりにもきつすぎると悟り、俺は宙に飛び立つことにする。
地属性魔法は上級と言えど、飛んでしまえば害があまりないのが普通なのだが、こいつの覇轟震滅はそうもいかない。この魔法は大地を削り、火山を噴火させるほどに強力なのである。
そんな魔法を脆い人間界で使うとは……。
まったく、こいつは相変わらず俺との闘いになると盲目的になりやがる。
俺は嘆息しながらも、シーナとユーリの元へと急いで飛び寄り、ついでに親父、馬車の馬も合わせ、三人と二頭に風魔浮を掛ける。無事全員が宙に浮き、覇轟震滅の直撃を避けたのを確認すると、俺はもう一度女と対峙した。親父が失神しかけ、ユーリが「どういうことなの?」とでも言いたげな顔でこちらを見つめていたが、とりあえず無視だ。あえて、親父にも魔法壁を掛けてやらん(動物は好きなので馬には掛けておいた)。俺はそこまで優しい奴ではないのである。
思いつつ、色々動いたせいで吐きそうになりながらも、必死で言葉を紡ぐ。
「あー。……お前、人間界……壊す気かよ」
「それであなたに勝てるのであれば」
即答か。
ちくしょう。今はきついんだよ。
「……神人が世界の均衡を崩しちゃ、まずいんじゃないのか?」
俺に向けて飛来する多数の巨大な岩石を破壊しながら、俺は訊く。なんとか考えを改めて欲しいものである。
「まずいかも、しれませんね。ですが既に、私は神界を抜け出してしまった身ですから」
にこりと微笑む。
開き直りか。性質が悪いな。
「天より神の裁きを、雷となり、汝に降り注がれん。――覇列雷紫!」
女はまたも詠唱を開始し、入道雲を押しのけ黒雲を呼び寄せる。
地属性魔法で宙に浮かせ、雷魔法で追撃する。そういえば、こいつの厄介な攻撃パターンだった。
光の速度である雷を避けきるのは大変なのである。
――龍爆炎。
俺は心の中で呟き、巨大な炎竜を目の前に召喚
そして女ではなく、立ち込める黒雲に向けて炎竜をぶつけた。炎竜の発する灼熱の炎により、次々と増える黒雲は全て喰らい尽くされ、霧散する。
「それほどの炎竜を無詠唱で召喚するなんて。安心しました。鈍っては、いないようですね」
女は少しだけ嬉しそうに呟き、杖で地面をトンと叩いた。地に亀裂が入り、奥深くまで穴が開く。そしてその穴から、俺めがけてマグマが噴射し始めた。
――氷結。
俺は咄嗟に氷属性魔法で対抗。マグマを凍らせようとするが、やはり、全ての魔法の元となる自然の力は偉大だ。無から作り出した氷と、何百億年と地中に存在する溶岩とでは、持つエネルギーの格が違う。
低級魔法、さらに酔った体でマグマを凍らせることなどさすがに無謀だと俺は悟った。あまり内臓を揺らしたくはないのだが、素直に避けることにする。
――だが、一本の線のように単純に迫りくるマグマを避けきった、その直後。
女は指をくいっと動かした。
マグマはそれに呼応し、向きを変える。
「ちっ」
自然の力さえ自由に操れるようになっているとは。厄介である。
――水突出。
逃げ回ってばかりもいられない(動き周ると胃が辛いんだよこの野郎)。
完全に鎮火こそ難しいかもしれないが、水魔法の威力と勢いにより、マグマを沈めることにする。
手のひらから放射線状の水泡を放出させ、マグマに的中。女がマグマに魔力を加えていたこともあり、中々に厄介ではあったが、抑えているだけならば、そこまでの魔力も動く必要もない。
俺は左手で水泡を放射し続け、逆の手で、
――再生。
大地を操作。地中深くまで開かれた穴を、完全に塞ぐ。マグマの噴射は収まった。
俺は水泡を放ち続けていた左手を下ろすと、女に「めんどくさい」という想いを全面的に伝えるため、心底だるそうな顔と声色で言った。
「……お前、マジで俺が闘うまで攻撃してくる気か?」
「勿論です」
穏やかな顔で、にこりと微笑む。
このちくしょうが。
「……あー。俺今、体調がすげぇ悪いんだわ。他の日にしてくんねぇか?」
「体調が、悪いのですか?」
「ああ。まぁ、な。げほっ、げほっ」
言いながら、過剰にだるそうにする。酔いで咳きが出るものなのかは分からないが、一応加えておいた。
「そうですか。……それは、チャンス、ですね」
おいこら。
「天より轟く雷よ――」
俺の体調が悪いと聞いた女は、露骨に詠唱を開始する。俺に勝てれば、なんでも良いってか。
「――眩い閃光を力とし――」
くそ。
俺は重度のめんどくさがり屋だとは自負してるが、生憎、それ以上に負けず嫌いなんだよ。
「――我が右手に集まり、一条の光となれ――」
「あー」
やるしか、ねぇのか……。
めんどくさい戦いになるだろうとは思いながらも、酔いというハンデの中、最悪負ける可能性があるということを念頭に置きながらも、俺は闘うことを決意する。
「――雷光極波!」
――雷光極波。
女と俺は雷を同時に放ち、それらは見事相殺される。
俺の方が強いと思ったんだが、相殺か……。
「闘う決意、してくださいましたか」
ふと、そう心底嬉しそうに言われる。
なんだかこいつの思い通りになっているようで気に食わなかったが、仕方がない。闘わない方がめんどくさいことになるだろうし、せめて早く終わらせるため、俺は久しぶりにマジモードになることにする。
良くなりつつある胃のもどかしさと、がんがん響く頭をできるだけ無視しながら、
――風刃列覇。
――風刃列覇。
――風刃列覇。
――風刃列覇。
と、風の刃を連発。
俺と女の決定的違いは、『詠唱』にある。詠唱している時間は短いかもしれないが、この時間は戦いにおいてはあまりにも長すぎる時間だ。
女が風刃列覇を一度放つ間に、俺ならば5、いや、10回は放つことができるだろう。
スピードが長所である風属性魔法の連発により、女の詠唱は詰まってしまう。だがやはり、さすがだった。腕や足にかすかな斬撃を残しながらも、直撃は一つもない。最小の動きで、全てぎりぎり致命傷を免れていた。
「今ここに蘇れ――」
――風刃列覇。
詠唱を開始した女に向けて、容赦なく放つ。
「――っ」
必死に、目に見えることのない風の刃をかわし、詠唱を再開。
「――古から熟練したる炎よ――」
楽観的な表情など微塵も残さず、顔を強ばらせて必死になる。どうやら、ギアを変えたらしい。纏う魔力の質が変わった。
今の俺はいつにもまして魔法の切れがないし、なるべく内蔵を揺らしたくもない。その上、シーナとユーリのことも気になった。三重の結界はそれはもう強固なものなのだが、女は結界を張ったこの俺の魔法を、相殺させたのである。
破戒される可能性は、十分にある、ということになるだろう。
どれだけ修練を積んだのか。サボり続けた俺にとっては、今のこいつの相手をするのはかなりしんどかった。
せめて酔いが直ってくれりゃあ、動く気にもなるのに。
「――純粋なる穢れなき炎よ、全てを滅ぼすべく舞い踊れ――」
――風刃列覇。
ダメ元で放ってもみるが、やはり、空を切るだけであった。
クソ、当たらねぇ。
いらいらしてきたら、また頭ががんがん響くようになってくる。そしてなぜか、あの親父の言葉、「両手に花だねぇ」が、頭に何度も反芻してきた。
なんの呪いだよこの野郎が!
「あぁぁぁ!」
俺はいらいらを声に出しながら、
――風塵猛刃。
ジレンマを打ち消すべく、高位魔法に手を染める。
砂嵐を引き起こし、視界を奪い、数メートルに渡る巨大な風の刃を女めがけて放った。
――同時期。
「――灼熱火炎舞!」
女は炎属性系超上級魔法を唱え終える。女の周りに炎の渦が取り巻き、それらは火柱のように空高く打ち上がった。そして、その火柱は急速に全方位に向けて広がり、無差別に灼熱の炎を浴びせようとする。
俺の放った風塵猛刃はその火柱を貫通したが、女の姿は見えないので、どうなったかは分からない。
それより、どうやってこれを止めるかの方が先決だ。
禍々しいほどに強烈な魔力を放つあたり、見た目だけでなく、かなり威力があるのは分かる。別に炎魔法なら食らっても大丈夫だとは思うが、結界を掛けているとはいえ後ろにはシーナとユーリがいるのである(無防備な親父もいるが、気にはならない。お前の声が今も反芻してうざいんだよ!)。引くわけにはいかなかった。
――寒冷氷。
分子の動きを完全に止め、温度を絶対零度まで下げる魔法。
範囲は火柱を取り囲むように放つ。何万度の炎だろうと、分子が動かないのでは熱が上がるわけもなく、みるみるうちに炎は消え去っていった。
――こいつ、俺に炎魔法が効かないこと忘れたのか?
と、そう思った刹那。
火柱が消えた中心に――女がいないことに気がつく。
「くそっ」
囮か!
そう悟ったときには既に遅く、
「――聖白剛光滅弾!」
左半身に、巨大な光の玉が被弾した。
空に浮遊していた俺は音速で吹き飛び、どっしりと待ち構える山に激突。そして山にぶつかってなお、光の玉は俺を圧迫し続けた。俺は力尽くでなんとかそれの軌道を反らすと、光の玉は無慈悲にも、山の上半身を弧状に抉り取る。
そこまでの威力を持つ魔法なのだから、いくら俺が頑丈といえど、当然無傷ではすまなかった。服は肩まで焼け焦げ、左腕の骨が粉々になっているのが分かる。痛覚は遮断したが、この傷では、俺の回復魔法だろうと一瞬では直らないだろう。
「くそ」
左腕を力なくだらんとさせ、そう悪態をつきながら立ち上がる。
「まさか、空間転移まで使えるようになってるとは……」
それに、魔力操作も格段に上達している。あそこまで気を小さくできるとは思わなかった。俺と同等かそれ以上じゃねぇか。
「……あー」
正直、車酔いしてようがなんだかんだ余裕で勝てるだろう、と踏んでいたのだが、見当外れだったな。あいつは予想を遙かに超えて強くなっている。油断しすぎた。
この腕じゃあ、そろそろマジでやばくなってくるぞ。
とりあえず俺は左腕を治すために回復魔法をかけ続けるが、やはり、あいつがこの時間を見逃すはずもない。空間転移ですぐさま目の前に現れた。
「――聖白剛光滅弾!」
詠唱はもう終えていたのか、現れてすぐ、先ほどの光の玉をもう一度放つ。
「ちくしょうが!」
――聖白剛光滅弾。
俺は意地で、相手と同じ魔法を放った。
だがまたも二つは相殺され、俺の心を一層落ち込ませる。が、今はそんな余裕はない。
すぐに立ち直り、女と同じように空間転移を使って距離を測ることを考える。
――だがその刹那、
「逃げるのですか?」
と、一言。
それがものすごく俺のプライドを刺激し、意地でも、逃げられなくなってしまう。
「に、逃げねぇよ」
逃げられないのなら、相手を後退させればいい。
そう思って、身の回りを無差別攻撃しようと思うのだが、
「逃げられないなら、私を後退させればいい、なんて男らしくないこと、考えてませんよね?」 と――自分は雷光を放っておいて――呟く。
「くそっ」
俺は目の前に結界を張り、雷を防ぎながら、思う。
――なんか、こいつには全て見透かされてるような気がするぞ、と。
「あなたと会えない間、ずっと脳内であなたと闘ってきましたからね。手に取るようにあなたの考えてることが分かるのです。初めての勝利も、もう――少しかもしれませんね」
女は言う終わるや否や、無の空間を作りだし、そこから大量の剣を取り出す。そしてそれらを魔力で浮かせ、俺に向けて発射した。そのスピードは風よりも速く、凄まじい風邪きり音を奏でる。
――炎轟龍巻。
俺は炎の竜巻を召喚し、大量の剣を巻き上げ、それらを溶解してやる。
だが、俺に向けた剣は囮でしかないと言わんばかりに、女は詠唱を開始した。
「我は汝と契約を結ぶものなり――」
くそ。
逃げることもできず(できるにはできるが)、左腕は粉砕。
さらに良くなってきたとは言え酔って吐き気のする体に、目の前には、視界を遮る邪魔な炎の竜巻(俺が出したものだが……)。これのせいで、女を見ることもできない。
こんな状態で、雷属性超上級魔法を放たれでもしたら……。
闘いで負けたことなどないから窮地とはよく分からないが、笑えない状況だと言うことは分かる。
ぶっちゃけ頭にはあまり自信がないのだが、俺は打開策を考え始めた。
――と、その時。
ことん。と、ポケットから何かの落下音がする。
――なんだ?
俺はそう疑問に思い、しゃがみ込んで手に取ってみる。
それは――ヒュプスーポーション。
先日、薬屋の店員さんがくれたものであった。
こんな状況では必要ないだろうと、無造作にポケットに突っ込もうとするが、
『体力回復! 元気満点! 魔力増強! これを飲んで君も勇者になろうっ!』
と、瓶のラベルに書いてあることに気がつく。イラストとして書かれているむっきむきのマッチョが、なんともイケていた。俺はなぜだかものすごく惹かれ、駄目で元々、と思いながら、一瞬語にはそれをぐびっと飲み干していた。
味は意外といける、と感じたその直後。
吐き気のする身体。重くだるい頭。胸のもやもや。
それらが全て――一瞬にして消え去ったのだ。
そして、さらに、効果はそれだけではなかった。
体の内から、力が溢れかえってくる気がしたのだった。
人間の技術で作られたものなのだから、粉砕された腕こそ治るはずもなかったが、さすが店内最高級品である。
心の中で、もう顔を忘れつつある店員さん、そして何より、イラストのマッチョに感謝しつつ、俺は反撃を開始した。
「うらぁぁぁぁぁぁぁ!」
――天光雷撃覇!
「――天光雷撃覇!」
今までの鬱憤を晴らすが如く咆吼し、またも、女と同じ魔法を放つ。
目の前にある炎の竜巻により、適当に雷を撃つ羽目になるが、その雷は轟音を轟かし、稲妻形に放出される。そしてかざした右腕を中心に、雷はだんだんと大きくなり、目の前一帯を破壊し尽くすまでの大きさにまで発展した。
――数瞬後、ぶつかり合った天光雷撃覇は爆音を奏で、邪魔なだけであった炎の竜巻を消し去る。
そしてぶつかり合った末に残った雷は――。
――女の元へと向かっていった。
俺の本気で放った超上級雷属性魔法。光の速度で広範囲に迫り来るその雷を、避けきれるはずもない。それは無慈悲にも、女に直撃した。
「……ふう」
脱力し、短い息を吐く。
無意識的に安堵のため息を付いてしまったあたり、思っていた以上に、俺は焦っていたのかもしれない。マジで――危なかったよな。
逃げるためでなく空間転移を使い、倒れる女のすぐ横にワープする。
そして、禍々しい気の放つ、恐らく世界最高硬度であろう大剣を具現化し、それを女の首元に突きつけた。
「俺の勝ち、だな」
女は悔しそうに整った顔を歪めると、
「やはり私は、あなたには勝てない運命なのでしょうね……」
そう、負けを認めたのだった。
相当な負けず嫌いのこの女であるからにして、まだ抵抗してくる可能性も考えたが、予想以上に俺の放った天光雷撃覇の威力は高かったらしい。
逃げる気力も、既にないようだった。