第129話 深夜の秘め事(2)
ひとしきりベッドの上で愛し合った後、明日奈は乱れた呼吸を整えながら、艶っぽく微笑んだ。
「すっかり汗をかいたわね……
せっかくだから、露天風呂に入らない?」
テラスにある専用露天風呂は、大人3人が入っても十分な広さがある。
深夜の冷気と、湯船から立ち上る湯気が混じり合い、濃い霧のように辺りを覆っていた。
3人が仲良く湯船に身を沈めると、熱い湯が火照った肌に心地良かった。
「ふ~、少し熱いな……」
しばらくして祐希がお湯から上がり、テラスに置かれた木製のベンチに腰掛けてクールダウンしていた。
すると沙織が湯船から上がり、祐希の前に跪いた。
「先輩……私が、元気にしてあげますね……」
沙織はそう囁くと、ベンチに座る祐希の下半身に顔を埋めた。
目の前で行われる背徳的な奉仕。
柔らかな沙織の口腔の締め付けが、祐希の理性を根こそぎ削っていく。
「さ……沙織……」
舌先が敏感な部分を執拗になぞり、深く絞るように吸い上げた。
視線を上げれば、目の前には湖の夜景と月明かり。
そして足元では美少女が自分に奉仕しているという非現実的な光景。
「っ、沙織……そこは……っ!」
耐えきれず声を漏らすと、背後から柔らかな感触が包み込んできた。
明日奈だ。
彼女は祐希の背中に密着し、その豊かな双丘を押し付けながら、耳元で甘く囁いた。
「あら、沙織ちゃん、上手ね……」
明日奈の手が祐希の胸板を這い、乳首を指先で弄ぶ。
前から、後ろから。
絶え間なく押し寄せる快楽の波状攻撃。
あまりの快感に漏れそうになる声を、祐希は必死に抑えた。
やがて、沙織が顔を上げ、艶めかしく唇を舐めた。
その視線は、限界まで膨張した祐希の『息子』に向けられている。
「先輩……私、もう我慢できません」
「あら駄目よ、沙織ちゃん……次は私の番だから」
明日奈は祐希の背中から離れると、木製ベンチに手をついて、艶めかしいお尻を突き出した。
月明かりに照らされた白いヒップをくねらせ、彼女は肩越しに祐希を見つめた。
「お願い、祐希……後ろから、きて……」
普段から低用量ピルを服用している明日奈に、避妊の必要はない。
旅館の露天風呂という非日常空間で行われる愛の行為に、祐希は背徳感を覚えた。
「明日奈……」
「沙織ちゃんの目の前でするのって……とても興奮するの……
さあ早く、私の中をそれで満たして……」
その言葉は、祐希を快楽の高みへと誘う悪魔の囁きだった。
屋外で、しかも後輩の目の前で義姉と繋がる。
そのあまりに背徳的な光景が、祐希の興奮を極限まで高めていく。
祐希は抗いようのない衝動に突き動かされ、一気に腰を突き出した。
ヌリュ、という水音と共に、祐希の猛りが明日奈の最奥まで飲み込まれていく。
「ああっ……深いっ……!」
明日奈がのけぞり、あまりの快感に身震いした。
激しい水音と、柔らかな内壁の締め付け。
祐希は背後から一心不乱に明日奈を求めた。
濡れた肌と肌が激しくぶつかる音が、深夜のテラスに響き渡る。
突き上げられる度に大きく揺れる豊満な胸と、快楽に歪む横顔。
その全てが祐希を昂らせ、絶頂へと導いていった。
「いくッ……! 明日奈、出るぞッ!」
「いいわッ! きて……祐希!」
ドクン、と祐希の身体が跳ねた。
限界を迎えた昂りが、明日奈の最も深い場所へと解き放たれる。
祐希が背後から強く抱きしめると、明日奈は愛おしそうに彼を受け入れた。
2人が絶頂の余韻に浸っていると、沙織が焦れたように祐希の腕に絡みついた。
「ズルいです……! 明日奈さんだけ、生でするなんて!」
沙織の瞳は、ギラギラと燃えていた。
「先輩! 私も生でしてください!
そのままの先輩を感じたいんです」
「さ、沙織……? ちょっと落ち着いて……
そんなことしたら、妊娠するかもしれないんだぞ?」
祐希は沙織を諭すように言った。
「沙織だって妊娠したくないだろ」
しかし、沙織は首を横に振り、潤んだ瞳で祐希を見つめ返した。
「いやです……!
妊娠しても、先輩との赤ちゃんなら本望です!」
「沙織……!」
「ダメよ、沙織ちゃん」
祐希が言葉に詰まっていると、明日奈が静かに割って入り、沙織を優しく諭した。
「まだ18歳なのに赤ちゃんできたら、学生なんて続けられないわよ……
そうだ、ちょっと待っててね……」
そう言いながら、明日奈は脱衣所のポーチから小さな錠剤を取り出して戻ってきた。
「沙織ちゃん、これ……万が一の時のために持ってきた『アフターピル』よ。
部屋に戻ったら、すぐにこれを飲みなさい。そうすれば妊娠しないから」
「……明日奈さん、ありがとうございます」
「だから……祐希をそのまま受け止めて……」
「分かりました」
沙織はベンチへ手をつき、祐希に向けて無防備な後ろ姿を晒した。
「先輩……お願いです、私を満足させて下さい……」
「ああ……僕が全力で沙織を満足させてやるよ」
祐希が背後から腰を寄せ、再び硬さを取り戻し始めた昂りをあてがう。
少女の狭い入口が、限界まで押し広げられながら祐希を受け入れる。
「ああっ……! 来た……! 先輩のが、私の中に……!」
沙織はベンチの端を強く握りしめ、自分から迎え入れるように腰を押し付けてきた。
もはや、そこには遠慮も羞恥心もなかった。
あるのは、愛する人と一つになりたいという、純粋で切実な願いだけ。
露天風呂から上がった後も、愛の宴は終わらなかった。
3人はバスタオルで濡れた身体を拭うと、全裸でベッドへなだれ込み、本能の赴くままに愛しあった。
沙織と繋がりながら、明日奈の唇を奪う。
明日奈の奥を満たしながら、沙織の双丘を愛でる。
3人の男女による濃密な交わりは、深夜まで続いた。
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