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をぐらのさうし 巻之弐十伍  作者: 小椋夏己
2025年  2月
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左利きは約1割

 テレビを見ていて、


「左利きの人多いなあ」


 と、よく思います。


 食べるシーンなんかで本当に左でお箸持ってる人多いんですよ。


 って、別に左利きだからどうって話じゃないんです。見ていて純粋に「多いなあ」と思うと同時に、自分の周囲はどうだっただろうと考えてみたら、おそらく親しい人で一人も左利きがいないという事実にちょっとばかり驚いたんです。


「実際に左利きの人ってどのぐらいいるんだろう」


 調べてみたら約1割だそうです。日本だけじゃなく世界的に大体そのぐらいみたいでした。


 左利きには芸術家が多いとか言われますが、そういうのを見ていたらやっぱり左利きが芸能界とかに向いてるのかなと思わないでもないです。そういうの向きに右脳の方が発達しているということなんでしょうかね。


 しかし1割いるということは、今まで知り合った人の中にいてもおかしくないんですが、本当に記憶の中で左利きの人がいない。昔は右利きに矯正されることも多かったので、もしかしたら気がついてなかっただけかも知れませんが。


 ただ、両方使えるという人はちょこちょこいたので、もしかしたらそういう人たちは元は左利きだったのかも知れません。あまり深く考えずに生きてきたもので、単純に「両方使えるっていいなあ」ぐらいにしか思ってなかったですが。


 でも実際両方使えたら便利だなと思うと同時に、


「そういや自分でやる時に左の方がやりやすいことってあるな」

  

 と、思い出しました。


 それが何か思い出せないんですが、何かやってて、


「なんで左手でやってるの」


 と聞かれて、


「こっちの方がやりやすかったから」


 と答えた記憶があるんですよね。うーん、何してた時だったかなあ。ばりばり右利きで左でできることなんてほとんどないんですが、いくつかそんなことがあった記憶があります。

 

 とりあえず楽器をやってたこともあるもので、何もやってなかった人よりは左手のやってたことも多いと思うし、キーボード打ってても左手で普通にキーを叩いてるので、練習したらもっとやれることが増えそうに思います。この先、何があって右手が使えなくなるか分からないんだし、練習してても損はないのかも。


 せっかく右と左があるんだから、今からでも練習しようかと思うと同時に、


「いや、それより普通に右手でペン字でもやれよ」


 と思いました。


 先日引っ張り出した「ベルばら」の包装紙でカバーしてるやつの背表紙に子どもの頃の自分の文字が残っているんですが、悲しいぐらい今と同じなんですよ。つまり大人になった今でもあの程度の字しか書けてないという証拠のようで、ちょっとばかりへこみました。


 両方でペン習字の練習でもやってみようかなあ。ひょっとしてこれからスタートするからかえって左の方がうまくなったりしないかなあ。

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