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をぐらのさうし 巻之弐十伍  作者: 小椋夏己
2025年  1月
79/584

トイレのクマ時計

 トイレの時計がほぼ止まってます。


 ほぼというのは、なんだかピクピクとちょびっとだけ秒針が震えているからです。多分電池がないんだな。


 この状態、少し前からなんで気がついてはいたんですが、


「トイレやし、そう見るところちゃうし、スマートウォッチもあるし、まあいいか」


 とほったらかしてます。


 気がついた時、多分12時ジャストぐらいだったと思うんですが、さっき見たら12時5分になってました。うむ、完全に止まってないから少しずつ動いてるんだな、なんか健気。


 そう思いつつ、また電池を変えずにこうしてそのことを書いてます。理由は、そんなに見ないし、トイレに入ってていざ時間を知りたいなと思ってもスマートウォッチしてるからです。


 と、ここまで書いてて気がついた。


「あ、スマートウォッチ充電してて今はない」


 つまり、その状態でトイレに入って何か事件が起こったとして、何時でしたかと聞かれたら、何時だとしても12時5分と答えるしかない。それを思うと電池を変えておこうかなとちょっとだけ思いました。ちょっとだけですが。


 うちのトイレにはよく北海道みやげで車の後ろにステッカーとかが貼ってある、


「熊出没注意」

 

 という黄色い背景に熊が「がおー」としてる丸い時計がかけてあります。


 なんでかと言いますと、もちろんもらったからです。それだけの理由です。私は北海道に行ったこともないですが、この絵は有名なので知ってました。


 他の部屋のはほとんど無地の丸いのですが、そういうわけでクマなので、確か人に「なんでそういうのをかけてるのか」と聞かれたこともあったんですが、理由は一つ、もらったからだけです。


 まあいいじゃないの、トイレにクマがいたってさ。後は棚にタイで買ってきた小さい象が2匹いますが、それだけでなんとなくほっこりした気分になるというものです。


 時計の電池、入れないとと思いつつも、今のピクピクしてる状態もちょっとかわいいなと思っているので、いつ入れるか分かりません。


「いや、入れろよ」


 という世間の声が聞こえる気がしますが、気のせい気のせい。

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