ルミナリエの思い出
今年の30周年記念のルミナリエに行ってきましたが、これまでにも数回行ったことがあります。
一番最初は第一回目の時。1995年の12月15日金曜日から12月25日月曜日までの11日間に渡って開催されたようです。「ようです」というのは、私自身が何日からだったかよく覚えてなかったことと、検索かけたらちょっと悩むようなことがあったからですが、とにかくそのぐらいの時期でした。
この第一回目の時、日曜日で仕事が休みの日に母と二人で出かけました。当時はまだ妹も結婚する前で家にいたし、父もいましたが二人で出かけたのは覚えています。父はそういうのにあまり行きたいタイプではないのと、日曜日しか仕事が休みじゃなかったから休みたかったんだろうと思いますが、妹はなんで行かなかったのかはちょっと覚えていません。
何時からだったかもよく覚えてないんですが、多分夕方5時とか5時半頃からだったと思います。一回目でどういうことになるのかよく分からなかったし、当時は今みたいにネットも発達してなかったので、どんな感じとかよく分かってなかったように思います。
ただ、点灯前に行きたいと私が言ったら母が、
「そんなにはよ(早く)行かんとあかんの? もうちょっと遅くでもええんとちゃう?」
と言ったんですが、私が、
「絶対点灯の時がきれいやって」
と言い張って、二人で元町に行きました。
まだ興味のない人も多かったのか、行ってみてもあまり人もいなくて、ガラガラの歩行者天国で立って待ってたら、母が、
「やっぱり早かったんちゃうん」
と寒そうに言ってたんですが、いざ点灯したらその場にいた人がみんな、
「うわあっ!」
と、声を上げるぐらいきれいだったんです。
そうして感動して二人で帰ってきてその話をしたら、翌年、当時近所にいたいとこも一緒に行きたいと言ってやはり点灯狙いで早めに行ったら、
「何これ!」
驚くような人人人人、人だらけ。通行する方向も決められてなかったし、特に人の整理もしてなかったので、あっちからもこっちからも人がなだれ込んできて、そりゃもうえらいことでした。多分事故とか起こってないと思うけど、あれは下手したら大変な事故になってた可能性もあると思います。
とりあえず点灯の瞬間は見て、この年も「うわあっ!」という瞬間を味わって帰ってきたんですが、もうその翌年からは母もいとこも行きたいとは言わなかったなあ。さもありなん。
その翌年から色々と決まりができて、元町は西から東への一方通行とか、段々と整っていったと思います。
私はその後も友人と一緒だったり一人で用事で三宮に行った帰りにとか何回か見に行ってるんですが、2009年ぐらいだったと思いますが、関東出身のプログラマT氏を案内して行った時、
「なんじゃこりゃあ!」
と、思わず松田優作になるぐらいの人で、えらい目に遭ったのでした。
仕事が休みの日ということで日曜日に行ったせいもあるんでしょうが、元町一帯全部テーマパークのジェットコースターみたいに柵で仕切ってて、そこにドナドナされる子牛のように人が次々入っていくという感じ。私たちが着いたのは3時頃だったと思います。それまでも人がいっぱいなの分かってたので、早めに行ったんですが、点灯の5時だか5時半にはとても現場にたどり着けず、ラッシュの電車みたいな中をちょっとずつ進んでゴールの東遊園地に行って写真の1枚ぐらい撮った途端に全部電気が消えて「今日は終わり」となりました。夜の9時までだったかなあ、当時。それまでは10時が多分1時間早まってた気がします。
昼の3時に行ってそんな感じですから、もう1時間遅く来た人は現場にも入れずに終わったんじゃないでしょうかね。そういう状態を知ってしまったもので、それからしばらく行ってなかったんですが、記録によると10年前、2014年の平日に行ってます。その時にはやっぱり並びましたが、その時ほどのことはなく、それでも点灯の瞬間に間に合ってないように記憶していますが、一応普通に見て回れて、見終わった後、並び疲れてお茶だけして帰ってきたのは覚えています。
その後はご存知の通り2020年から自粛時代でルミナリエは開催されませんでした。昨年の1月、それまでは12月にやっていたので、流れからいくと23年分を年明けにずらして、前回と今回、有料ゾーンを設けて分散開催となりました。
有料ゾーンのチケットは1時間の制限があり、場所的にも時間的にも分散されたことであの「どないなっとんねん」な大混雑は緩和され、見やすくなっていいことだとは思います。
ただ、点灯時のあの、
「うわあっ!」
と、思わず声が出てしまうほどの輝きはもう見られないのかなと思うと、そこだけはちょっとさびしいですかね。何しろ今回、明るいうちからもう電気がついてましたから。
点灯式があったという旧居留地のルミナリエは小さいのが一つだけなので、一気に明るくなる感激はないことないでしょうが、やっぱりあの道いっぱいの灯りが一斉にきらめく瞬間には叶わないだろうなあ。
それでも来年はできたらそれを狙っていきたいと思います。第一回目のあの感動を思い出すと思うし。




