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をぐらのさうし 巻之弐十伍  作者: 小椋夏己
2025年  1月
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毎日放送(MBS)が好きだ

 私はお昼のテレビは大体4チャンネルをかけています。それはおそらく毎日放送が体質に合っているからかなと思います。


 角淳一さんという毎日放送の名物アナウンサーって言っていいのかなあ。普通人気が出たらフリーになったりするのに定年まで勤め上げて、その後も毎日放送の顔みたいになってましたから角さんの場合。とにかくこの人のおかげというか、せいというか、そういうことで毎日放送のアナウンサー室って独特のノリがあると思います。


「関西人やのになんで関西弁でやったらあかんの」


 そう言って関西弁でラジオ番組をやりだしたという、会社からすれば結構めんどくさいおっさんではあるんですが、そこから毎日放送のアナウンサー室の独立独歩の姿勢って出来ていったんじゃないかなと、これは私の勝手な推測ですが、そんな風に思います。


 毎日放送では「あどりぶランド」というアナウンサがー作る番組がかつてありまして、それも面白かったんです。後追いをして他局でも似たような番組を作ってましたが、結局どこも続きませんでした。「あどラン」だけは14年も続いてましたが。


 他にもお昼のワイドショー、やはりあの角さんが、


「このタイトルでないとやらない」


 と言い張って、当時は「なんとかのワイドショー」みたいな番組名ばかりだったのに、


「ちちんぷいぷい」


 という人気御長寿番組を生み出すことになりました。この番組以降ですよ、そういうなんだか分からない柔らかいタイトルのワイドショーが出てきたのは。


 それから橋下徹知事が誕生した時の記者会見を見て、やはり角さんが「ちちんぷいぷい」の中で、


「せっかく知事が会見してるのに、なんで後ろのボードが白いねん、もっと宣伝するようなこと貼れ」


 と言ったことから、橋下知事の後ろに大阪府の宣伝みたいなことを貼り始めました。早かったですよ、角さんが言った翌日にはもうやってたと思います。今ではどこでも普通にやってること、始まりはこの時でした。


 まだまだあります。例えば夏のお昼に外の気温を示して「こんなに暑いです」とやってる時に、これはレギュラーだった桂南光さんが、


「大人の高さとベビーカーに乗ってる赤ちゃんの温度は違うだろう」


 と言い出して、その翌日からだったか、地面に近い赤ちゃんの温度と、大人の温度の2つを出すようになりました。これもそのあとすぐに他の番組が追随してましたね。こんな感じで当時は結構影響力がありました。


 他にも、少人数だけで安く世界を飛び回る世界一周シリーズを始めたら、それも某有名全国放送のワイドショーが後をおっかけてましたが、続かなかったですね。ノウハウをゲットした毎日放送だけは今でもやってます。これを書いてる今も、「勝手に大阪万博を宣伝する」と、アナウンサーが交代で世界中を飛び回ってます。


 他にもこんなのがいっぱいあります。関西ローカル番組だからか、全国ネットが次々真似して自分たちが考えたみたいにするけど、「それ前ぷいぷいでやってた」みたいなこと、いくつも見ています。


 と、こんな色々書いてきたのは、やっぱり私は基本的に毎日放送が体質に合っていると思っているからです。だからかばうわけじゃないんですが、今、毎日放送がある放送のことでえらく叩かれてますが、あれも私なりに、


「あ、そういうことか、そりゃ毎日放送撤回も謝罪もせんわな」


 と、納得できることができました。まだどうなるか分からないのでここまでにしますが、確かに取材してるからそういうことしてるんでしょう。


 そしてお昼に4チャンネルをかけてるのは「ちちんぷいぷい」の後継番組「よんチャンTV」を見るためがほとんどなので、その前番組には特に思い入れもないために、たまたま8チャンネルをかけていたら、そこでもやっぱり毎日放送のことを耳にすることになり、それを書こうと思いました。


 元毎日放送のアナウンサーで、今はフリーアナウンサーの豊崎由里絵さんが自分が毎日放送にいた頃のことを語っていました。色々あるので箇条書きにしますね。上司からこんな風に言われていたそうです。


・上司からアナウンサーは営業職ではないので接待に行く必要はない。

・動く時は一人ではなく二人以上で行くこと。

・どうしても接待を求められた場合は上司のせいにして断れ。

・先輩からも飲み会などで困ったらすぐに先輩を呼べと言われた。

・「女子アナ」ではなく「女性アナウンサー」との自覚を持つこと。


 豊崎さんは、


「あくまで自分がいた時のことで今のことは分からないが、そう言われていた、守ってもらっていた」


 と言っていて、やっぱり毎日放送は違うなとちょっとうれしくなりました。

 

 が!

 

 つまり、そこまで徹底的に教育しているってことは、やっぱりそういう土壌があったってことなんですよね、裏を返せば。だから社員がそういうことに巻き込まれないために毎日放送はしっかり対策をしていたってことなんでしょう。


 そしてさらにそれも裏を返せば、


「そこまでしないと女性アナウンサーを守れない」


 ということなのかなとも思ってしまいます。


 私が勝手に毎日放送を好きだというだけで、今の状況は分かりませんし、本当の中のことは分かりませんが、少なくとも元在籍していた方がこういう証言をできるぐらいにはしっかりしていたんだなと思いました。


 なんだかえらいことになってますが、そういう体質だったとしたら、それを正すいい機会でしょう。しっかりと考え直して、悪いところは直していって、また楽しいテレビ番組が増えればいいなと思っています。

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