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をぐらのさうし 巻之弐十伍  作者: 小椋夏己
2025年  1月
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関西電力に非ず

 今日の午後、ちょっと手が空いたのでテレビで震災慣例のことをやっているのを見ていたら、実家の電話がかかりました。


「せっかく見とうのに誰や」


 と思いながら電話に出たら、今回はすぐに反応があり、声で仕事してますよというようななかなかしっかりした女の方が、


「あ、もしもし」


 と、反応しました。

 

 さて、これで思い出すのは前シリーズで書いていた「まず名乗れ」です。


「妙なセールスの電話の人はなんですぐに名乗らずに沈黙するのだ」


 と、ややムカッとしたという出来事がありましたが、詳しくはよろしければそちらの方でお願いいたします。


 今回はプロっぽい語り口の女の人が丁寧に話を始めたんですが、その出だしが、


「関西電力をお使いのエリアの方にお電話を差し上げております」


 でした。


 うむ、言葉遣いとしてはなかなかいいぞ、君。なのでこちらから聞いてあげることにしました。


「太陽光発電ですか?」


 いきなりそう切り出したんですが、さすがプロ? は違います、慌てず騒がず、


「いえ、太陽光発電のおすすめではありません」


 ときたもんだ。なかなかやるな! 


 続きはこうです。


「電気料金がお安くなるご案内を差し上げておりまして」


 やっぱりそっち系やないかい。


「関電さんに聞いたら今は安くなるプランはないという話でしたけど」


 こちらも丁寧にお返事をさしあげたら、


「はい、そうなんです」


 と、やはり慌てず騒がずしっかりとこうお返事をしてくれて、さらにこう続きました。


「今回はその下のですね、新電力のご案内を差し上げております」


 うむ、、ますますいいぞ、君、気にいった。ではこちらも丁寧にお答えいたそう。


「今は新電力にするつもりはないですから」


 と正直に答えたら、


「ああ、さようでございましたか、失礼いたしました」


 と、最後まで丁寧で崩れることがなかったので、ついでに教えておいてあげようかなと思いました。


「あの」


 と、呼び止めたら、


「はい、なんでございましょう」

 

 と返ってきたので、


「新電力の宣伝ですよね、だったら最初に関西電力とか言わない方がいいですよ、関西電力の宣伝かと間違える人もあると思うので、最初から新電力のご案内ですって言ったら方がいいように思います」


 と、指摘したら、


「ああ、そうですね、ありがとうございます」


 と、最後の最後までいい感じでした。


 うむ、これで、


「あそこのやつめんどくさいぞ」


 との噂が流れてうちにかけてくるの減ってくれたらいいな。そういうののブラックリストに載せてもらってもいいぐらいだ。


 と、思い出したんですが、あれだけかかってきてた詐欺電話が警察からお知らせが来た後からまーったくかからなくなりました。

 それで思ったんですが、やっぱりそのリストって警察内部から流れたんじゃないだろうか。それでもう相手に分かってるぞ、かけても無駄だぞとなったので、かけてこなくなったんじゃないのかな。電話代も時間もただじゃないんだし、そういうやつ、あちらさんだって無視したかろう。


 その方がお互いのためだから、今度からうちはスルーしてくださーい、詐欺もセールスも!

※全シリーズの「まず名乗れ」はこちらになります。


https://ncode.syosetu.com/n5848ha/971

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