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をぐらのさうし 巻之弐十伍  作者: 小椋夏己
2025年  1月
34/584

病院ラジオ・神戸西市民病院

 休日の日、ハッピーマンデーの月曜日だけかな、そのあたりはよく分かりませんが、そういう休みの日にだけNHKでやっている番組があります。


「病院ラジオ」

 

 サンドウィッチマンのお二人があちらこちらの病院を訪ね、病院内だけで聞けるラジオ番組を放送して、そこに入院してる方や通院してる方などがやってきて、話を聞いてリクエスト曲を聞くという番組です。病院ということで大部分の方が健康を損ねていらっしゃったり、損ねたことがある方、それからその世話をしてる方とかもいらっしゃるのかな、主にやはりその病気やケガ関係の話をすることが多いです。


 大好きな番組でいつも楽しみにしているんですが、今回は神戸市の西市民病院でした。番組が始まった途端、神戸の風景が映ったのでどこの病院だろうかと思ったらそこでした。私自身はここに入ったこともないんですが、以前は仕事関係でこの横を通りがかることもそこそこあり、車で遊びに行く時にも通る道のすぐそばにありますので、もちろんその存在は知っています。昔からよく通っている道でもありますし。


 この病院については知人が入院してたという話を聞いたことがあるぐらいで、実際の関わりはほぼないんですが、それでもちょっと思い入れのようなものはあります。あの阪神淡路大震災の時、この病院の5階部分、脳外科のある階が潰れていました。そんな途中の階がへしゃげてしまうようなことがあるんだと、テレビで最初に知ってかなり驚いたのを覚えています。

 それから脳外科の階だったということも大きいのかの知れません。母がそのちょっと前に脳外科にお世話になっていて、病院は違うけどこういう雰囲気だなというのを多少知っていると思うからです。どの階がつぶれても大変ですが、脳外科は動けない方も多いし、どうやって救助とかするんだろうと救助される様子がテレビで映されているのを見守っていました。


 その後、震災の3日か4日ぐらい後に通りがかる機会があったんですが、テレビで見たのと同じにやはりそのあたりの階がつぶれているのを実際に目にして、なんだか不思議な気持ちになったのを覚えています。

 見たのはこの病院だけじゃなく、色んな物を見たんですが、やはりテレビでよく映る倒れた高速道路やこの病院のインパクトは大きかった。火事の現場などは入れなくなっていたけど、大きな現場はどうしても隠しようがないですから。


 そんな西市民病院ですが、当然今はもう建て直されて、病院ラジオで見るととてもきれいな病院だなと思いました。当時、つぶれた内部は少しばかり写真や映像で見ましたが、こうしてじっくり映されているのは初めて見たもので。


 30年前、ここがそんなになっていたと知る人も今はかなり減っていることでしょうし、これから減る一方でしょう。悲惨な状況だけを覚えている必要もないけれど、やっぱり忘れてはいけないことだなと、いつもの病院ラジオを見る以外にも、そんなことを考えていました。

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