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をぐらのさうし  作者: 小椋夏己
2025年  5月
286/293

アンビリーバブルで侍タイムスリッパー

 皆さんもタイトルはご存知だと思いますし、見た方もあるのではないかと思います。


「侍タイムスリッパー」


 私もAmazonプライムで見たんですが、すごくよかったです。


 最初にこの作品の話が耳に入って来た時には、


「カメラを止めるな! みたいな感じかな。そういうインディーズから人気が出るってのは本当に面白いんだろう。ちょっと見てみたいかな」


 ぐらいに思いました。


 そのぐらいの情報量で、興味はあるなと思っていたら、あれよあれよと海外で賞を取ったり、日本でもアカデミー賞を取ったりしましたが、正直、日本の賞って海外で評価されたら急いでとって付けたように受賞したりするから、そのへんは割り引いて見てました。


 本当に興味はあったんですが、タイトルからして、


「タイムスリッパーって言うんだから、少し変えた転生モノみたいのかな、はやりだからな」

 

 ぐらいに思っていて、それ以上の内容についても全く知らないまま時が過ぎ、見に行きたいという気持ちはあったものの、何しろ年明けからはベルばらとTMの映画を2回ずつ見に行ってますし、ライブもあったしでなかなか行く機会には恵まれませんでした。


 そんな時、妹が、


「Amazonプライムで見られるよ」


 と教えてくれて見たら、作品の面白さもそうですが、違う意味で私には電流が走ったんです。


「この映画、福本さんや!」


 福本さんとは、


「福本清三さん」 


 です。ご存知の方も多いと思いたいんですが、どうでしょう?


 時代劇の斬られ役として有名になり、トム・クルーズ主演の「ラストサムライ」にも抜擢されて出演されてました。


 実は、私はトムでも渡辺謙でもなく真田広之でもなく小雪でもなく、福本さん目当てで劇場に足を運びました。大好きなんですよ、福本さん。先日見てきた「パリピ孔明」の小室哲哉ぐらいにちょろっとしか出てないんじゃないかなと思いつつ、それでも足を運んだら、何が何が、なんとも大きい役でびっくりしました。最初のうち気がつかなくて、「あ、これが福本さん!」と気がついた途端、一緒に見に行っていたD氏を横から「ふ、ふくもとさん!」と口だけパクパクしながらどついてしまったという、そのぐらい福本さん目当てでした。


 でも「侍タイムスリッパー」がまさか福本さんに捧げられた映画だとは全く知らなくて、映画を見ていて、


「この斬られ方、福本さんやん!」


 と、その頃からちょっと「あれ?」と思いながら見て、ある方のセリフを聞いて、


「これ、間違いなく福本さん意識してる!」


 と遅まきながら気がついたという、全く情報に疎いまま見ていました。


 なので、映画の最後に英語で「福本清三に捧ぐ」みたいに出た時にはマジ 泣きですよ、あなた!(誰にやねん)

 

 そうしたら妹が先週、


「アンビリーバブル見た?」


 と、言ってきた。見てないというと、


「番組の中で福本さんのこと取り上げられてるから見て、絶対見て」


 と教えてくれたんです。


 うちのレコーダーは全部録画できるチャンネルが決まっていてフジは入れてないんですよ、ほとんど見ないもので。それでTVerで見ることにしたんですが、なかなか見られませんでした。妹からは何回も「見た?」と催促はきてたんですが。


 ようやく今日の午後、見ることができました。そして泣いた、めっちゃ泣きました。そもそもこの映画、本当に福本さんのことから生まれてきたような映画でした。そして出演も快諾してもらってたのに、自粛時代に福本さんが亡くなってしまったことから、出演は叶いませんでした。


 もちろん映画の魅力は福本さんだけじゃないです。監督の情熱と、それを知った太秦や時代劇の方々が協力してくださって、この奇跡のような映画は完成し、最初は1劇場だけの公開が日本中に広がり、今は世界にまで届いています。


 見てない方でどうしようかなと思ってる方、ぜひ見てください。本当にオススメですから。そしてまだ見られるうちにTVerでも裏話を見てほしい。泣きます、めっちゃ泣きます、私は何回もうるうる来て、最後のエピソードでどばっと泣きました。


 そういや福本さんのこともこれまで触れてこなかったなあ。色々なことの評論とは言いませんが、感想文みたいなことを書いている「見聞録」ですが、その中でも思い入れありすぎて触れられないというものがちょこちょこありまして、TMやベルばらや、そして福本さんのこともそれで書いてません。いざ書けと言われたら困るんですよね、思い入れありすぎて。


 ですので、こちらで今回はTVerの番組と、ネットで見られるので「侍タイムスリッパー」に限定して、見て見てとオススメしておきます。


 タイミングよく、最近までお昼に再放送していた「カムカムエブリバディ」にも福本さんをモデルにしていたキャラがいて、そっちでもぞわぞわしながら見ていました。


 今回のことで、もっとたくさんの方に福本さんを知っていただけたらいいなあ。

※「小椋夏己の見聞録」はこちらになります。

 よろしければご一読ください。


https://ncode.syosetu.com/n1846hx/

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