退職代行・その2
前作「小椋夏己の千話一話物語」に「退職代行」というタイトルで書いたので今回は「その2」になります。シリーズは代わってますが続きみたいなものなのでそうした方が分かりやすいかなと思いまして。
前回書いた内容は、
「前は5月病と言ってたが今は4月病もあるらしい」
「そういう影響か退職代行という仕事が繁盛しているらしい」
「知り合いのお嬢さんでそれを使ってやめた人がいる」
みたいなことです。
今回はこの年末年始の9連休の影響か、今年の仕事初めの日にやめたいと頼んできた人がとても多い、通常の5倍だったということです。
気持ち、分からないでもないです。私なんて呑気な仕事してるし、その職場も実家というなんとも気楽な仕事をしてるわけですが、それでも仕事行きたくないなあ、もっと休み欲しいなあと思いましたもの。
それがつらい職場だったとか、人間関係がよろしくないとか、他にも色々あったらもう行きたくないとなってもしょうがないのかも。
「だったら自分で言いに行けよ」
と、テレビで感想を聞かれてる人が言ってましたが、そもそもそういう話をしやすい職場だったらそこまでやめたいとなる前になんとかしてるんじゃないだろうか。中にはやめたいと言っても脅されたりしてやめられない人もあるらしいし、どうしても必要な人は使ってもいいと思います。うまいところに目をつけた商売ですよね。
私は仕事は自分でやめると言いましたが、学生時代のアルバイトはやめたいと言ったら「次の人探して」と言われたことはあります。結局どうしたのかはよく覚えてませんが、特に決めなくてもやめたような気がします。
テレビで取り上げていた会社は正社員は「22000円」、アルバイトは「12000円」だそうです。この値段が高いのか安いのかは頼む人によるんでしょうね。そのぐらいで嫌な会社を辞められるなら安いもんだと思えるなら、使ってもいいんじゃないですかね。
ただ、ちょっと心配になったことがあるんです。この退職代行会社、仕事の内容によっては急ぐ人もあるからでしょうか、
「365日24時間いつでも受け付けます」
ということでした。
この状態で普段の5倍の仕事があり、多分これからも減ることはないと思うんですが、そうなったら忙しすぎて、
「この会社こそやめたいって人出てくるんじゃないの?」
と、ちょっとばかり心配になりました。
もしもこの会社の人がやめたいと思ったら他の退職代行会社を使うのか、それともそういう仕事をしてた人なので慣れたものだから自分で言うのかがちょっと気になりました。
※「退職代行・その1」はこちらになります。
https://ncode.syosetu.com/n5848ha/708