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王宮にて 婚約許可書は迅速に

今日は降ったり止んだりの天気でした。

王宮にて


「陛下、本日はお願いに上がりました」


王宮の、アマルファ王が個人的に使う執務室でナルサス達が真面目な顔でアマルファ王に臣下の礼をとった。


「まずは座りたまえ。で、ウィンストン公爵が願いとは珍しいな」


漆黒の髪に知的な青い瞳をしたアマルファ王にラフィーネが一枚の紙を渡す。


「陛下がわたくし達の願いを叶えて下さるなら、わたくし達も陛下の切望する情報を提供致しますわ」


ラフィーネから渡された紙を読んだ途端、アマルファ王が驚いた顔でラフィーネ達を見る。


「願いとは?」

「セシリアとシルヴァン卿の婚約を王命で認めて頂きたいのです」


ラフィーネの笑みにアマルファ王が一瞬見惚れた。


「ロードハイド侯爵令息との婚約。それは願ってもない事だが。何故だ?」


アマルファ王が首を傾げる。


「ある方が待ったを掛けています」


ナルサスがニヤリと笑う。


「あれ程拒否したのにまだ騒いでいるのか。無様な足掻きだ。ウィンストン公爵家とロードハイド侯爵家が縁続きになれば、王家に取ってこの上もない吉報」


アマルファ王もニヤリと笑う。


「では、婚約許可書は最速で」

「無論だ。これほど喜ばしい命令は滅多にない」


アマルファ王とウィンストン公爵家の者達は和かな笑みと握手を交わした。

今年の台風は影響が大きすぎる。

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