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セレナサイド 強火担の私

今日も暑いです。

「幼いセシリアたん、チョー見たかったけど。セシリアたんを泣かすなんて許せん」


余りの腹立たしさにうっかりいつもの呼び方をしてしまった。


「セレナさん」


ラフィーネ母様の目がちょっと怖い。


「あ、すみません……」

「セシリアの幼い頃の絵姿見る?」


謝ろうとした途端、満面の笑みのラフィーネ母様がいそいそし始めた。


「是非」


私はセシリアたんの強火担だと思っていたけど、上手がいた。


「可愛い」


セシリアたんの姿で幼い頃の絵姿見てキャーキャー言うのもなんだけど、めっちゃ可愛い。当然、写メもした。

家族全員でほっこりしているが、不味い、まずはセシリアたんの未来を守らなきゃ。



簡単に私の事、説明しよう。

私は天野セレナ。今年で18歳

乙女ゲームをこよなく愛し、中でもセシリアたんの強火担!此処は譲れない。


ゲーム自体は王道の元庶民のヒロインが学園内で王子や宰相の息子などハイスペックの攻略対象と恋をしてって奴。


問題は、王子には既に婚約者が居て、それがセシリアたん。

浮気男が大っ嫌いな上、セシリアたんは私の癒しの存在。


ゲームでは底意地の悪い子、みたいに書かれているけど、公爵家の令嬢がこんな庶民くさい嫌がらせなんてしない、と思った途端やる事なす事が可愛く見えてそっから沼にハマった。

風があるだけ昨日よりマシかな。

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