表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/66

マーカスサイド 最大のチャンス。

ちょっと涼しさが寒く感じる。

マーカスサイド


ミアに殴られそうになった時、視界が黒くなった。


愛しいセシリアの姿も消え、マーカスは狼狽えたが、頭の中に突然声が聞こえてその姿を探したが見えない。


『お前に神の力を与えてやろう。愛しいセシリアを救い出すが良い』


神の力。魅惑的な言葉にマーカスはにやりと口元を歪ませれば、視界が戻り愛しいセシリアの姿が見えた。


警備隊の者にミアが連行されるのを見てもマーカスは邪魔する者が排除された、くらいしか感じない。


自分の周りをうろちょろしていたが何の感情も湧かないどころか、鬱陶しくて仕方なかった。

感情が死んでいるのか?とも思ったがセシリアの姿を見れば心がはやり、今すぐにでも抱き締めたかった。


だが今は駄目だ。周りの目がセシリアを守っている。

油断が生まれ、セシリアが1人になった時こそチャンスだ。


神の力か分からないが周りの者を自分の思い通りに操れる事に気が付いたマーカスは壁際でセシリアが1人になる瞬間を虎視眈々と狙っていた。


そして、最大のチャンスが訪れた。


アリアンナが席を外し、他の者達もセシリアから目を離した隙にマーカスはセシリアを強引に会場から連れ出し、夕闇迫る中何処かへと馬車を走らせた。

彼岸花が綺麗に咲き始めてます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ