セシリアサイド 心底呆れました。
ちょっと溜まったので更新します。
意識をすればマーカスやミアの周りには既に武装した警備隊員が詰めている。
アリアンナに目で合図を送ると、警備隊の者達がミアを取り囲んだ。
「話を聞きたいので、ご同行願います」
隊長らしき男性がミアに手を差し出した。
「話?話なんてないわよ。それよりさっさとそいつを牢屋に放り込んで」
セシリアを指差しながらミアがふんぞりかえるように言うと、別の警備隊に囲まれていたマーカスがミアを殴ろうと右手を振り上げた。
「キサマ、さっきから俺の婚約者に向かって無礼だ」
「うっさいわね。この役立たず」
違います、婚約者ではありません。
と、セシリアは仮面の下で冷静に否定していたが、ミアも負けずにマーカスに掴み掛かると暴言を吐きながらマーカスの頬を叩こうと手を上げた。
「見苦しいですよ」
隊長が呆れながらミアの腕を掴み、後ろ手に拘束した。
「ぎゃあ、痛い痛い。なんでアタシの邪魔するのよ。アタシはこのゲームのヒロインなの。イケメン達にチヤホヤされる筈なの」
意味の分からない警備隊達はイラッとした顔をしていたが、セシリアは仮面を忘れ心底呆れた、と言いたげな顔をしていた。
でも、思ったより溜められなかった。




