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セレナサイド 家族が動き出します。

本当に来週から涼しくなるのか?

ゲーム開始は、半年後の学園への入学から始まる。


現状を話し合えば、セシリアはまだ第一王子とは婚約していないが、王家は婚約を纏めようと水面下で動いているらしい。


「マーカス殿下との婚約を阻止し、シルヴァン卿と婚約に持ち込めればこの未来予測とは違う局面になるな。トマス」


ナルサス父様がチラッと執事を見れば、トマスと呼ばれた執事が、静かに頷くのが見えた。


「我が家は王家と縁続きにならなくても問題無いですし、ロードハイド侯爵も令息のシルヴァン卿とセシリアの婚約には前向きでしたよね」


マティウス兄様の言葉にラフィーネ母様も頷いた。


「だいたい、幼い頃からマーカス殿下はセシリアに対して暴力的でしたもの」


聞き捨てならないセリフにセレナの目がギラッと光る。


聞けば、セシリアがまだ幼い頃、初めて出席した王妃陛下が主催されるお茶会でセシリアは第一王子であるマーカスに、母親から貰った白い帽子を奪われ、池に捨てられてしまった。


マーカス達は笑いながら逃げ出したが、泣いているセシリアの所にシルヴァンが現れ帽子を池から拾ってくれただけでなく、後日汚れてしまった帽子の代わりに白い日傘をプレゼントされた。


それ以降もマーカスは事あるごとにセシリアに嫌がらせ行為をして泣かせていたと聞いて怒りのボルテージが爆上がりする。


「マーカスって奴、ぶっ飛ばしていいですか?」

「セレナさん、物凄く賛成ですが不敬ですよ」


アレシアがにっこり微笑むが、目は笑っていない。

いや、賛成した時点で不敬ですよね。

若干、熱中症気味です。

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