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セレナサイド ちゃんと見せたのに。
お休み明けですが、ストックが貯まらなかった。
人の居ない教室でセレナはアリアンナの帰りを待っていた。
「呆れて笑いそうになりましたわ」
マーカスの醜態を聞いたセレナが眉間に指を当て、暫く俯いていた。
「入学式の事忘れてるみたいですね」
セレナが呆れた顔をしながらアリアンナの方を見た。
入学式の時、ちゃんとシルヴァンとの婚約を喜んでいる姿を見せたのに。
「都合の悪い事は綺麗さっぱり無くす有能な脳みそなのでしょ」
アリアンナもだんだん態度がセレナに似てきたのか、明け透けにモノを言う。
「では、次期王太子妃の為にも演技を続けますわ」
セレナがクスクス笑うと
「その必要はない様ですわ。サマーパーティーまで後1週間。あの方には何も出来ません。パーティーで自爆するだけですわ」
アリアンナが悪魔の様な笑顔で答えた。
「自爆?」
「セシリア様の婚約は王命です。覆す事など出来ませんわ。それに、ウィンストン家も既に動き出している筈です」
ナルサス父様達が暗躍しているのは薄々感じているが、聞くのは少し怖いのは何故だろう、とセレナは首を傾げた。
書きたい事をまとめるって大変。




