表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/66

セレナサイド アリアンナの作。

雨は何処に行ったのでしょう?

セレナサイド


「絶対嫌だから」

「あら?マーカス殿下を完全にシナリオから外すのはこれが一番ですのよ」


セレナはアリアンナが悪魔に見えた。


「大切なセシリアたんの涙をあんな奴に見せるなんて、絶対嫌だから」

「わたくしも嫌ですわ。ですが、演技だと思えば良いのです。決定的なことなど何ひとつ言わずに」


アリアンナの策は、実はセシリアはマーカスを想っているが、王命でシルヴァンと婚約させられ、アリアンナに監視されている、と言うものだ。


完全に邪神の考えたシナリオから逸脱しているし、マーカスを追い詰める物でもある。


「王命をただの王子が破棄するなど、王に逆らうのも同じ。これくらいしても足りないくらいですわ」

「アリアンナ様が怖い」

「い・い・で・す・か。何も言わずに、ほろほろと涙を見せ、物言いたげにマーカス殿下を見つめるだけで済むのです。さっさと片付け来てくださいませ」


セレナに遠慮が無くなったのか、アリアンナの強気の態度にセレナは両手を上げ、渋々マーカスがよく居る裏庭に向かった。

さっきちょっとだけ降った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ