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セレナサイド 家族が揃いました。

今日も暑いです。

セレナサイド


「此処彼処?」


目が覚めた途端、見たこともない豪華な部屋で寝ていた。

起き上がり、鏡を見れば青みがかかった銀髪に蒼い瞳の美少女がこっちを見ている。


「えっ?セシリアたん?」


学校の階段から落ちてヤバっ、て思って目が覚めたら此処何処?から始まって悪役令嬢って、その手の小説読みすぎたかな?


やばいな、と思っていたらスマホがあるのに気が付いて、試しにメール送ったら返事が返ってきた。

電波は異世界でも使えるのか?


「シルヴァン?へー悪くないな」


アリスのメールにシルヴァンって人の事が書いてある。

今の状況を見てから、関わりは薄そうだがあの浮気男をぶっ潰そう。

そう思っていたらセシリアの家族が飛んで来た。


「セシリア、気が付いたのね」


セシリアに良く似た、母親らしき人がガバッとセシリアを抱き締める。


「……すみません。私、セシリアさんじゃないんです」


入れ替わりを隠すより理解してもらった方が動きやすい。

そう思って必死に説明をした。


なかなか信じてもらえなかったけど、兄のマティウスと兄嫁のアレシアがセシリアとの違いを感じ、納得してから話が早かった。


「未来予知、みたいなところか」


マティウスがスマホを見ながら呟けば、アレシアが猛然と怒り出した。


「セシリアは可愛い義妹なのに。なんでこんな酷い目に。貴方、第一王子殿下を排除しましょう」

「当然だ。セシリアは可愛い」


どうやらこの家族はセシリアを溺愛している。

それより先に現状把握が必要なのでセシリアたんの父上、ナルサスさんに目を向けた。


「ウィンストン公爵閣下」

「父様とは呼び辛いか?」


途端にナルサスさんが悲しそうな顔をする。娘の姿で敬称呼びは不味いか。


「では、ナルサス父様」


物凄く嬉しそうな顔で頷き、話を聞くぞと言わんばかりにソファに優雅に座った。

天気予報では来週から雨らしいが、涼しくなるのか?

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