セレナサイド 未来の義妹は過激?
復活!
「あの時は辛かったですわ」
すっかり板についたセシリアの仕草で、遠い目をしながらセレナが呟いた。
「すっかり擬態できる様になるとは思いませんでしたわ」
アリアンナがふふふ、と楽しげに笑う。
「なんのお話ですの?」
リリアンが不思議そうに2人の顔を覗き込んだ。
「皆様と同じクラスになれてホッとしましたの」
セレナがはにかんで微笑むとリリアンだけでなく、アリアンナやイザベルまで頬を赤く染めた。
頬を赤く染めたのは彼女達だけでは無い。
同じく入学式に参加する令息達も可憐な笑顔に目を奪われていた。
「セシリア・ウィンストン公爵令嬢だ。可憐だな」
「ああ。確かまだ婚約者は居なかったよな」
「お、俺声を掛けてみようかな」
ヒソヒソと交わされる令息達の会話をアリアンナはフッと鼻で笑った。
兄シルヴァンとの婚約は公表されていないが、既に王命で承認されている。
セレナから聞いた未来予知の話ではマーカス殿下と婚約していたが、そちらはウィンストン公爵家で潰したのならば学園でのいざこざはアリアンナが潰す。
此方を見ている令息達の後ろにマーカスが居るのを確認し、アリアンナが笑顔で爆弾を投げた。
軽い熱中症になってたみたいです。




