Day?
俺は、小柴と久しぶりに渋谷に来ている。
リベンジだ、なんつって。
なんだかんだ、小柴と会うのは久しぶりで。
いや、久しぶり過ぎて。
それだけでもテンションがあがっているのがわかる。
そのせいなのか、
珍しく1組目、俺から二人組に声をかけた。
そしたらなんと!一発成功よ!
まかせろよ!
なんか成功すると思ってなかったから。
びっくりしちゃってさ。
といいつつ、
小柴にマウント取りたい気持ちがムクムクと膨らんできて。
(場を壊してしまうし、当然ただ思っただけだ。)
なんとか逸る気持ちを抑えて、
カラオケに誘導。
なぜか、たくさん歌いたいっとなって。
男女ペアで2部屋で入ることになった。
暫く普通に歌ってたけど。
思い切って真横に座り直したら、
向こうもニコッとはにかんでくれて。
「ねぇ、ギュウってしていい?」と聞いたら、
笑顔で頷くもんだから。
ギュウしたら、ギュウし返してくれて。
勢いそのまま、チュウしたら
チュウしかえしてくれたんよ!
こんな至福の時が、
人生に起こり得るのかと思いつつ。
彼女にするなら、大切に進めるべき、
と囁く脳内エンジェルを、
抑えきれない悪魔が、
俺をその先へ、と誘う。
チュウしながらチッパイを、
そっと手のひらで包み込む。
微笑んだその子を確認し、
ネクストステージへ。
先方の小豆をよ〜く丹念にほぐして
確認したらスタンバイOK。
するすると、抜き身の剣が鞘に収まる。
するすると、するすると、
何度も何度も収まったんだ。
俺は頑張って。頑張って、腰を振った。
いつもは早撃ちガンマンの異名をとる俺だが。
この日は絶好調で。夢中で腰を振り続けた。
こんな俺にもこんな日がくるんだって。
得意げに振り続けたんだ。
ぼんやり目が覚めると。
案の定。
トランクスの中に泳ぎ回る、
一億もの僕の分身。
だよね。
そりゃそうだよね。
sigh...




