電車
焦らず。
ゆっくり。
自分のペースで。
今は誰もいない駅かもしれないけど。
終着駅がどこかはわからないかもしれないけど。
思えばずいぶん遠くに来てしまった気がする。
途中、色々な人が乗車してはいなくなっていった。
車窓からの景色は、いつの間にか新しい時代に変わっていた。
またはっきりとは見えないけど、何となくぼんやり見えている。
昭和を懐かしむ自分がいる。
平成に馴染んだ自分がいる。
僕は、昭和の時代を長くは生きてはいないけど。
それでも、昭和らしさをハッキリと実感することがある。
これから先、どんな時代になるのだろう。
行き先は、自分で決めてしまえばいいさ。