7話 恩恵
冷蔵庫を開けるとうっす氷が張ってひんやりしていた。
これが世にいう氷魔法というものか、、、。
もしかしてと思って昼間に使ったガスコンロを見てみるとよくよくみるとボタンと思っていたところに魔法陣が描かれていた。
ということはお昼ご飯は火炎魔法で作ったということになるのか!?
そうすると、、、電気は、、、!
電気をつけるボタンと思っていたところにはやはり魔法陣が描かれていた。
光魔法!!!
しずるにとっては魔法はさして珍しいものではないのか、驚きのあまり手を口に当てて呆然としている宮子を首を傾げて見ている。
いや、まさかとは思うが通常コンセントを指す位置にあるあの魔法陣は、、、。
ポチッと押してみる。
黄緑色の優しい色が床を一瞬照らし見渡してみると床がピカピカになっていた。
キタコレ浄化魔法??
こんなにも魔法が日常的に便利なものとは知らなかった。
先住者様様である。
他にもこの家には色々ありそうだが、ひとまず今日を乗り切るのに最後に確認すべきお風呂場へと勇足で宮子と真似してしずるも向かうのであった。
魔法が使える様になったら低賃金でもやっていけるのかもしれない説