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気づいたら魔女になっていた。  作者: やまぶどう
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5話 名前

「あなたはなんてお名前なの?」

食がだいぶ進んでから宮子は少女に尋ねてみた。

少女は少し、ん〜〜?と考えてから

「しずる?」

と疑問形で答えてくれた。

良い名前だ。

「しずるちゃんはずっとこの辺りに住んでるの?」

「うん!そうだよ!」

元気なお返事よくできました。

「ここに住んでた人ともよく会ってたの?」

「会ってた!!」

ふむふむ。

「どんな人だったのかな?」

何段階か経てやっと目的の質問にたどり着いた。

「ん〜〜とねぇ、、、。、、、いじわる?、、、で美味しい?」

ん?意地悪で美味しい?

「よく食べさせてもらっていたの?」

「そうだよ!なんか色々作ってくれた。、、、意地悪だったけど、、。」

語尾らへんは何を思い出したのか視線を横に落とし思い出したくなさそうな様子だった。

深追いはよしておこう。

さて、食べ終わったのでお片付け、、、。

しずるも私に見習って食器を台所に持ってきてくれた。

「しずるちゃんはとってもお利口さんね。」

「ちゃんとしないとでこビンタだから、、、。」

あぁ、なるほど躾が行き届いているのはそう言うことか、、、。

「では良い子のしずるちゃんにデザートです。」

本当は作りたいところだが、環境が整ってないのでスーパーで買ってきたプリンを取り出す。

しずるは目を輝かせて尻尾をふる。

「しずる、これからも良い子にする!!」

とプリンをプラスチックのスプーンでひと掬いしてトゥルっと口の中へ滑らせて

幸せそうにもぐもぐした。

このまま勝負のことも忘れてくれれば良いのにと眺めていた矢先。

「これ食べ終わったら、何勝負する?」

と可愛いお目々で見つめられてしまった。


プリン食べたくなりました。

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