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オシロイマツリ  作者: MasA
オンコチシン編
25/26

惨劇

私は鎌崎葵。今年の4月で高校3年生になる。

今日は、私が結婚を前提にお付き合いをしている御伽原 悟史(さとし)くんを連れて、私の母親である鎌崎凌が筆頭の吉宮御三家の集会にお邪魔して報告をしに来た。

彼は、本当に優しくて少々女々(めめ)しい所もあるが、とても癒される存在だ。


「お母さん、悟史くんとの交際を認めてください!」と一通りの会話が途切れた瞬間を見極め、お母さんに訴えた。

所が、「交際を認めたら、今度は結婚をとなるだろう?ならば、認められない。」とキッパリと断られた。

「なんで?別にすぐ結婚する訳じゃ…」と反論する。

「私がそうだったように、あなたもすぐ結婚したがるんじゃないかと…。」と話す。


実は、お母さんは交際し始めて1ヶ月程で結婚までしたんだそうだ。

もちろん、私よりは大人な年齢で、社会人として独立出来ていたということもあり、許しを得たそうだ。

私だって、社会人として独立してから結婚するつもりだ。


「私だって、ちゃんとした社会人になってから結婚するよ!」と声を荒らげた。」

そしたら、突然「凌さんは、僕のことそんなに信用出来ませんか?」と悟史くんがお母さんに質問した。

「別に、信用してるとかしてないとかいう問題じゃない。ちょっと気が早いんじゃないかと…」と返す。

「僕たちは、小さい頃から仲良くしてた幼なじみなんですよ!なのにダメなんて酷すぎます!」と怒りを爆発させた。

「まぁまぁ、落ち着きなさいな。凌さんも、交際くらい認めてあげたら?」と安寿さんが落ち着かせる。

「交際は認める。だが、結婚はまだ認めない。いいね?」とお母さんが聞く

「わかった」と私は返した。


後日、悟史くんが再度交渉をし、それが決裂し、その場にいた広尾安寿さんをバットで殴り殺したそうだ。

このことは、吉木館出身で市長の吉村 忠雄(ただお)により隠匿(いんとく)された。

-続く-

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