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オシロイマツリ  作者: MasA
オンコチシン編
24/26

温故知新

温故知新という言葉を知っているかしら?

この言葉の意味はね「昔のことを学ぶことによって、新しく今に活かす」という物なのよ。

これから話すのは、私、アンジュ・ソシエールが人間として生きていた頃の話。

そう、広尾 安寿(あんじゅ)だった頃の話よ。


1990年1月

私は、今日60の誕生日を迎える。

夫である晋三は英語教師をしている。まぁ、校長先生も勤めているのだが。

私も、同じく教師である体育教師を勤めている。今年が定年で引退だ。

隠居して大人しく過ごしたいものだ。

親戚一同、吉宮の御三家一同が集って、大変盛り上がっている。

こんなに騒がしいのも中々に珍しいものになるのだろう。

なにしろ、学校では生徒たちが騒がしいが、家の中では騒がしくない。

個人的には騒がしいのは嫌いではないが、老人には色々キツい所があるのだ。

彼女は鎌崎 (あおい)。吉宮御三家筆頭である鎌崎家の次期当主、茜の妹だそうだ。

そんな彼女がまさか、あんな男を連れてくるとはね思わなかったね。いや、あんな男というか、そもそも男を連れてくるとはね。本当に男の気配がないもんでね。そのせいで余計驚いたのかもしれない。だが、私は否定も肯定もしない。なぜなら、それを良しとするか否かは彼女の母である現当主、凌さん次第なのだから。

でも、まさかあんなことになるとはね…。

-続く-

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