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オシロイマツリ  作者: MasA
ノロイゴロシ編
23/26

本番

当日、萌里さんは来なかった。だが、本番は流石にニナが覚えきれている訳ではなかったため、萌里さんを除いたメンバーで演じた。ちなみに、ニナは所謂「めくり役」をしていた。

流石に、県内最大級のホールなので緊張はしたがなかなか上手くやれたと思う。

そして、発表が終わり帰る前に県民ホール内にある「二五十(にこっと)」という県産品やそれを生かした食べ物を頂ける店に行き、食事を済ませた。

ちなみに二五十は、七丸町2丁目5番地10号にあるのでその番地から取ったそうだ。

なんというか、山童根らしいネーミングセンスだなと思った。


何故、萌里さんが本番に来なかったのか。

これは、後日聞いたことなのだが、萌里さんは学校に登校した日の夜、父親である圭一の過度な虐待により死亡。そして、圭一は罪悪感に(さいな)まれ、消息をたった。所謂、「イナリカクシ」にあったのだ。という説がもっぱら流れている。

本当にそうなんだろうか。

どちらにせよ、萌里さんを救えなかったのだ。真実が明るみになったところで彼女は戻ってこない。だか、真実は案外、愛がなければ見えないのかもしれない…。

-ノロイゴロシ編 完-

これにて「ノロイゴロシ編」は終了です。

次回から「オンコチシン編」になります。

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