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オシロイマツリ  作者: MasA
ノロイゴロシ編
21/26

根回し

来週の金曜日は発表がある。だから、それまでには萌里さんをアイツから取り戻さなければならない。

今日は、山童根市長である市川(いちかわ) 孝宏(たかひろ)市長に会いに、市役所に行こうと思ったが、今日は閉庁日だった。

なので、市長の事務所と両所宮(りょうしょのみや)と地元に人に呼ばれている「白粉小里両所宮(おしろいおさとりょうしょぐう)」のある両所町にやってきた。

近所に住んでいる市議会議員の井上 一成(かずなり)先生経由で事前にアポは取っている

ピンポーンとチャイムを鳴らす。

「お、君が連絡くれた大田原くんですか。おはようございます。」と市長が挨拶した。

「はい。大田原です。今日は、寺田萌里の虐待についてお話したいと思い、お尋ねしました。」と敬語で話した。

「はは、別に敬語じゃなくてもいいですよ。固くならずにいつもどうり。その方が色々楽でしょ?」とフレンドリーに話してくれるいい市長さんだと確信した。

ちなみに、この市長、東京で経済産業省の官僚をやった後に、退職して銀座でおにぎり屋をやっていたらしい。今でも、広尾神社とか色々な所のお祭りにおにぎり屋として出店している。そのため、市民目線の市政で多くの支持を獲得している。

そして、諸々を説明した。

「分かりました。では、関係各所に連絡し虐待の証拠を集めてみます。学校には恐らく発表のある前日までには来れるようにさせます。」と市長が言ってくれた。

「ありがとうございます」と感謝した。

そして、その言葉通り、前日である木曜日に萌里さんが登校していた。

-続く-

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