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オシロイマツリ  作者: MasA
ノロイゴロシ編
20/26

寺田家にて

放課後になったので、みんなで寺田家を訪れた。

ピンポーンとチャイムを鳴らす。

「これはこれは、萌里がいつもお世話になっております。どうぞどうぞ、上がってください。萌里も喜ぶと思いますよ。」といい人そうに言っているこの人は、寺田圭一。ほんと猫かぶるの上手いなと思った。

「どうも、鎌崎花南です。単刀直入に言います。事情は理解しているつもりですが、萌里さんを学校には行かせてくれませんか?」と花南さんが聞いた。

「いやー、私は学校に行くなとは言ってないんですよ?ただ、ちょっとサボりたい気分だそうで…。」と誤魔化す。

「失礼しますが、あなたウソ、ついてますよね?だって、目が泳ぎまくってますよ?本当は、虐待とかしてるんじゃないですか?」とニナが睨みつけながら問いただす。

「ほんとに、サボっただけですよ。逆に虐待だという証拠はあるんですか!?」と逆ギレする。

「はい。ありますよ。だって、昨日彼女に会った時アザあったんですよ。これ、貴方のせいですよね?」とさらに追求する。

「違う!これは、アレが勝手にぶつかっただけだ!」と発狂する。

「とりあえず、萌里さんに会おうか。上がらせていただきます。」と俺はみんなを促した。

その後、萌里さんの部屋に入り、サボったのではなく父親である圭一に学校に行くことを拒否されたこと。また、虐待を受けていることを告白した。

「さてと、学校に報告するのと、後は鎌崎家ととりま…失礼。市議会議員や県議会議員、国会議員とか市長とか県知事とかひっくるめてなんとかしていかないとね。なんか、嫌な予感がするのよ。」と紗希さんがいつもどうりクールに話す。

「嫌な予感って、どんなのだ?」と聞いた。

「そうね、圭一に虐待されて死んじゃうとかね。あるいは吉宮が滅ぶかもね。」とクスリと笑う。

気味の悪さを感じたが、ここは一旦気にしないことにする。

-続く-

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