表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オシロイマツリ  作者: MasA
オソレオクリ編
14/26

エンゼツ

その後、花南さんの部屋に移動し、ゲームをしまくった。

ニナが某ギバラのように「ゴミカスゥ!」と言いまくって言ってとても面白かった。

「紗希さん、なんか楽しくなさそうだけど、どうしたの?」とニナが聞く。

「え?あぁ、凌さんから言われたことをね…。いまでも凌さんは神宮寺家を嫌っているんだなと。」と答えた。

「あぁ、確かに私もショックを受けたけど、別に仕方ないかなって思ったなぁ…」とニナが優しげに答える。

「仕方ない、ですって!?私たちはハメられたのよ!鎌崎の人間に!凌さんは関係ないけど、羽根見沢の方の鎌崎の人間によってね!」と声を荒らげる。

「羽根見沢って、吉木館の隣の村だよね。そこに鎌崎の人が住んでるってことか?」と聞いてみた。

「そうよ、鎌崎家は元々、羽根見沢が鬼瓦(おにがわら)村と呼ばれていた時。つまり、幕末の時代に吉宮に来たのよ。それでいつの頃か私たちを排除して、寺田家を入れた。別にそのことはいいのよ。ただ、その理由が気に食わないだけ。」と紗希さんは言う。

「理由?理由って、吉宮市街地計画に反対したからって奴だろ?」と聞く。

「それは表向きの理由、本当の理由は羽根見沢の鎌崎家の人間が私の曽祖父(そうそふ)に当たる、当時の当主に広尾神社にて呪いを行うことを(そそのか)したのよ。そのせいで、私たちは御三家の地位を失うだけでなく、吉宮にも住めなくなってしまったのよ。」と語る。

「長々と演説してるところ、失礼するわ。親御さんから連絡が入ってね、そろそろ帰ってこいとのことよ。」と花南さんのお母さんが声をかけに来た。

「えと、この人は私のお母さんで、名前は茜って言うんだよ。」と花南さんが説明する。

-続く-

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ