田舎娘
私は平凡な女性だ。友人も普通で親も普通で
彼氏も普通だ。
正直夜の世界には憧れていた。
当時流行っていた夜の世界で輝く女性が
沢山載っている雑誌も憧れで買っていた。
少し悩んだけど好奇心と憧れと
まだ無知な私は2つ返事で
『やる。』と返事をした。
そこから1週間もたたないうちに
面接の日程が決まった。
好奇心もあるが臆病者の私は小学校からの
友人の美桜と一緒に面接に向かった。
美桜と待ち合わせ、電車を乗り継ぎ
四条烏丸で電車を降り
大人の世界…
~祇園~に向かった
舞子さん達が沢山いてテレビでしか観た事が
なかった八坂さん
そして花見小路
少し歩き花見小路のとある喫茶店で
面接の方と落ち合う約束をしていました。
約束の時間より早く着き
私達はその喫茶店の風貌にとても感動をした。
私『えっ!何この椅子むっちゃフカフカやん!』
美桜「凪落ち着き!田舎者がばれるで!」
そう、私の地元の喫茶店とは180度違う
風貌とソファー地元の喫茶店は物凄く落ち着くが
この喫茶店はこんな私が入ってもいーのかな?
と思うぐらいお洒落な人がいて
とても落ち着いてる大人の方が数人いた。
ドキドキソワソワしながら美桜と待っていると
2人の男性が入ってきた。
1人の男性にとても目が奪われた、、、
ブランドに無知な私でも高級な物を
身につけているのを一目でわかった。
口をポカンと空けながらその男性をみていると
その隣りにいた男性に
「おっ!凪久しぶり!よぉ道迷わんかったな!」
と話かけきたので友人の慎二だとわかった。
慎二と輝いている男性が私達の席につき
面接が始まった。