愛を待ち焦がれる蜘蛛の糸
女はある男に愛されているのを感じていた。
とても深くエロス以上に感じるその愛は女にとっては
女性として最も人生で生きていて幸せに感じる瞬間のはず。
その男に愛されていると思った女は男にどういう扱いを
受けているのかというと
女は身体が丈夫な方ではなくて腰痛や首などに
痛みを伴うなどとても身体的健康に満足できない。
男は整体など医療などは専門としていないが
女に対してマッサージを試みる。
女は身体を触られることに恥ずかしながらもそれを受ける。
頭からはじまり男の両手で女の頭を包み少し強く刺激する。
2分位優しく刺激して首の方も少し優しく持ち上げてみる。
女にはその首を持ち上げる動作にマゾのような快楽を一瞬感じた。
何か首を絞められているようなでも決して殺意などはなく
少し苦しい呼吸が気持ちよかったりしていた。
男は女の肩を強く揉み出し両手にまで指圧を施して
肩から両手、指に至るまで刺激が施された。女の両腕の関節を優しく曲げてあげる。
男は女にうつ伏せになってもらって首のあたりから腰のあたりに
少し強めの指圧を施した。男は女の腰に対して慎重に扱った。
優しく強すぎず背中から腰にかけて押されていった。
ポキッポキ・・・・
骨の音が聞こえる。
男は
「大丈夫?」
女は
「はい」
と頷く。
男は恥ずかしそうに尻部のマッサージは遠慮して太ももから指圧した。
脚部を指圧されるのに女は少し恥じらいを感じたがそれを受けた。
男のその優しさが舌で舐められているような物凄く女にはエロスに感じ始めた。
「あっっつ・・・・・」
脚部を全体的に刺激した。太ももから足首、足の裏と刺激は繰り返される。
「あっ・・・」
女はひどく恥じらいを感じた。女はとっさに男に言う。
「ありがとうっだいぶ良くなったわ。もういいわ」
「そうなのか?」
男はもう少し時間があるのでと脚部を心をこめて指圧する。
女はその男の優しい性的なものではない女に対しての優しい刺激に
女は女であるエロスを自覚してしまった。これは愛なんだけど
物凄くエロチックに感じた。あっビクッビクッ・・・
この愛をエロチックに感じている女は恥ずかしく内心思い
ホントは終わって欲しくないがこのままずっと・・・と思ったが
あまりにも恥ずかしく終わって欲しかった。
女の中では蜘蛛の巣が張って糸を引いていた。
恥ずかしい・・・・私はここまでこんな愛を受けたことはない。
私の中の蜘蛛の糸を男に覚られたくない。でも私の顔にはその男への愛を受けたことに
対する喜びの表情は隠せない。糸を引いてその糸が段々とミルク色を帯びているのが
女の中で自覚していた。女はあまりの気持ちよさに全身の身体の力が全部抜けた。
男は女に
「もう大丈夫かな?」
女は
「う・・うん」
男はまた機会があればマッサージをすると告げると身支度をした。
女はとても幸せだった。蜘蛛の糸は破れ女の肌着にミルク状に染みわたる。
女は今度は私に対して性を求められるのを期待しつつ
男に挨拶をした。
「ありがとう・・・」
「もう帰るけど専門的な事はできなくてごめん。身体が良くなるといいね?・・では、帰るけどまたね。」
女は
「うん、また今度・・・」
満面の笑みで笑って微笑んだ。男は帰っていった。
女は幸せそうに愛を待ち焦がれ
幸せを噛み締めた・・・・