勇者が魔王に呪われて世界がやばい件について
勇者と魔王もの
勇者が魔王を倒したところから物語は始まる。
勇者に倒された魔王は死ぬ直前に勇者に呪いをかけた。
その呪いは、「依頼に対しての報酬をきちんと得ないと、その依頼が無かったものになる呪い。」であった。
勇者は、魔王退治の依頼を受けていた。その報酬を得ないと魔王退治が無かったものになってしまう。
勇者退治を依頼した王様は驚愕した。魔王を倒した後、勇者を毒殺して依頼料を踏み倒すつもりだったのだ。
勇者は困惑した。魔王を倒した後報酬を得ずに、王様の期待通りに死ぬはずだったからだ。
これは、欲望を持たない勇者を満足させる物語。
登場人物
勇者
この世界最強の勇者。必要とするものはあっても、欲しいものが存在しないという人物。
本来魔王を殺された後で、王様の望み通り死ぬ予定だったが、魔王に呪われたせいで「王様から報酬を得ないと魔王が復活する」事態になってしまう。
無欲である為に、膨大な報酬を別の物へと変更することができない。
魔王
この世界最強最悪の魔王。多分四天王とかそういうのがいる。
欲望を愛し欲望を持たない存在を嫌っている。
その為、魔王を倒す為だけに生まれた勇者を嫌っており、死ぬ直前に呪いをかける。
王様
どっかの国の王様。
魔王を倒したものには姫と結婚を行ったうえで王位を譲ると約束していたが、
本来勇者の報酬を踏み倒すつもりだったので、魔王にかけられた呪いに驚愕している。
お姫様
王様の娘。勇者の事を嫌っており、隣の国の王子様に恋をしている。
「国一個とお姫様との結婚」に匹敵する何かを王様は用意できるのか。
勇者は個人的な欲望を持てるのか?そして勇者が欲望を持った先に生まれるものとは?
こんな感じの勇者AFTER物。