見えなくて小さい飛べる翼
今回は悠君回です
休日、最近あまりなかったけど
真里奈さんからまた小説のネタ探しに手伝って欲しい
とのことでデートではちょっとありきたりな公園に来ていた
既に店を何軒か回っていて
最近知った真里奈さんの甘いもの好きを目の当たりにした
何故って?だって目の前ですごく可愛い笑顔でソフトクリーム食べてるんだもん
いやいやもう10月頃なんだから辞めといたほうがいいと言ったんだが
あまりにもシュンと縮まるので許してしまった
「恋愛君!これ美味しい!生きてて良かった〜!」
「よ、良かったなぁー」
真里奈さんが食べ終わるまで暇だった俺は
とりあえずベンチから離れてトイレに行く
するとトイレですれ違いに悠と会った
「おや?デートかい?楽しそうだね」
「まぁそんなとこ。悠はここで何してんだ?」
「・・・・付いてくれば分かるよ」
只事じゃないような顔をしてる悠だったので
俺はさっさとトイレを済ませて悠に付いていく
途中でアイスを食べ終わった真里奈さんも合流し
来たところは女の子がいた
「・・・・この子は?まさか悠!拉致ったのか!?」
「なんでそうなるんだよ。どうやら迷子みたいなんだ。ここではぐれたって言うから」
女の子はまだ見た目小学生ほどで
泣いてるわけでもなく、無表情で俺と真里奈さんを見ている
綺麗で青い髪を二つ結びにして肩にかけている
「わざわざ守のためにお越し下さりありがとうございます」
自分のことを守と名乗った女の子は
ベンチから立ち上がり深々とお礼のお辞儀をする
よく見ると髪以外の体や服はボロボロである
しばらく一人で彷徨っていたのか
これは、下手したら迷子じゃないかもしれない
そう思った俺は守ちゃんを真里奈さんに任せて
悠と一緒に公園の外に行く
「あの子をどこで見つけたんだ?」
「僕が野鳥撮影が趣味なのを知っているだろう?森で野鳥を探していたら見つけたんだよ」
ここ付近で森といえばこの公園から
およそ3キロ以上は離れている
公園から逸れて森まで歩いたとなると
今日親と逸れた可能性が低くなる
「今より大分衰弱しててね、仕方ないから昼ごはんをあげたら全部食べちゃったんだ。あの食べっぷりを見るとしばらくなにも食ってなかったんじゃないかな?」
「・・・・となると考えられるのは」
「あの子が公園で遊んでた隙に捨てた可能性が高い。罪悪感を感じてここに親が戻ってきた可能性も考えてここに来たけど外れみたいだ」
・・・・とんだ事態になってしまった
さて、どうしようかな・・・・
牧 悠
なぜか髪は三つ編み
大人しく大人びた口調をしてる
不思議な風貌で恋愛の良き相談相手
恋愛が高杉より先に友人にした男
恋愛とは隣のクラスで茅野と同じクラス
茅野の強めの口調を軽く流して動じない唯一の人間
野鳥撮影が趣味なようでよく森を散歩している




