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ドSは愛情の裏返しの裏返しの裏返し

金華山美穂。神宮寺財閥、神谷財閥に引けを取らない

金華山財閥の御曹司で大の大金持ちだ

それ故に人を見下しちょっと考え方がおかしい

例えばあそこの野良犬・・・・


「あら覇血!今日も来てくれたのね〜!」


最初そう呼んでた時はハチと思い

よくあるネーミングだなあとか思ってたけど

後々聞く話によると覇血と書いてはちと呼ぶらしい

カタカナにすればいいものを彼女にはネーミングセンスは皆無である

なんでこの人は僕を下僕なんか・・・・

そんなこと考えてると後ろからゲンコツが飛んでくる

大袈裟にぎゃぁ!と叫んでから振り向くと

唯一の女友達だけど不良で

何故仲良いのか分からない高杉弥生がいた


「なに辛気臭ぇ顔してんだよきもい」


「いきなりいじるなよ酷いな・・・・もし弥生さんが下僕になってって頼まれたらどうする?」


「ブン殴って事情を聞いた上でふざけた理由だと殺す」


「君ならやりかねないね・・・やっぱり事情聞いた方がいいよね」


僕は思い切って未だに覇血と戯れている美穂さんのとこへ行く

何故僕があんなことを聞いてきたのが気になったのか

弥生さんも俺の後ろに付いてくる


「ねぇ美穂さん?やっぱり僕を下僕にする理由を知りたいんですが」


「あら弥生さん♪あなたも私の下僕になる?」


「なるかボケ」 「僕の話聞いてます!?」


「あらいたの犬?一瞬道端のフンかと思ったわ」


「生き物にすら見られてない!?」


「・・・・お前犬とか呼ばれてんの?本当に引くわ・・・・」


「そうなのよ弥生さん、私お願いしてないのに自分でお願いしたのよ?」


「うわぁーーーーマジでないわお前」


散々弄られながら僕は泣き真似で対抗するも

さらにキモがられてしまう

別にいいんだ、美穂さんはともかく

弥生さんは何だかんだで一緒にいてくれるから

だからこんな冗談も出来るんだ。・・・・そうであってほしい

結局聞けずじまいで俺は取り残される

すると弥生さんが後ろ頭をかきながらめんどくさそうにこう言った


「お前じゃ多分言ってくれねぇと思うからよ、俺がそれとなく聞いてみるわ」


「弥生さん!あなたは神か!今日はあなたが神に見えるよ!」


「ひっつくな気持ち悪い!っていうか『今日は』って言葉余計だわ!」



「おい美穂。単刀直入に聞く。なぜ隆弘を下僕にした別に誰でもいいだろ」


「だ、だって八森君しかいないもの・・・・私のドS攻撃に耐えられる人が・・・・これからは常にストレス発散道具よ♪」


「・・・・それ嘘だろ?」


「なんで?なんでそんなことが分かるのかしら?」


「お前よく嘘つくと後ろで手を組んで両手親指でスカートの裾を摘むもんな」


「あら、心外だわ。私の癖をあなたが見抜くなんて。さすが八森君ラブなだけあるわね」


「ラブじゃねぇよ!はっきり答えろ!じゃねぇとしばく!」


「・・・誰にも言わないって約束できる?」


「隆弘以外には言わない自信あるぜ」


「いや、八森君にも言って欲しくないけど、私あなたに取られると思ったから今のうちに下僕にでもおいとけばいざという時聞いてくれるかなって」


「・・・・は?俺に?それにそれってまさか・・・・


「・・・・恋・・・・・かもしれない」

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