素直になれない白い妖精
前回神谷さん編と書いてしまいましたが
正しくは茅野さん編です
茅野さんと神谷さんを間違えやすいんですw
土曜日休日、俺と伽耶と百華さんと真里奈と高杉は
五人で茅野さんがいる神社に来ていた
前回お守りをくれた礼に、ってことで
正直俺と高杉はいらない気がするが
そこは言わないお約束
俺たちが鳥居をくぐると巫女姿をした茅野さんが竹ぼうきを持ってはわいているのが見える
「こんにちはー」
「ご遠方、お足下のお悪い中ようこそお参りいただきました・・・・って、げっ!なんであんた達来てるのよ!」
「あら?来たら悪かったかしら?巫女さん?」
前回のツンデレっぷりと圧倒的に倒したことから
かなりお気に入りになったのか、笑顔の百華さん
俺は茅野さんを下から上までじっくり見てみるが
クラスマッチしてた時とは大違いでかなり綺麗だ
「神谷さんってクラスマッチの時はあまり見てなかったんですが、こうしてみるとお綺麗ですね」
俺の心を察したかのように真里奈が代弁した
神谷さんは分かりやすく赤面してから
顔を逸らしてほうきを異常に振り回す
「な、なによ急に!別にお世辞なんていらないんだから!」
「え?でも本当に綺麗ですよ?」
「だー!やめろやめろ!調子狂うだろうが!」
純粋な真里奈の言葉に茅野さんは顔を真っ赤にする
しばらく茅野さんを弄るがメインの
女子トークがしばらくかかりそうだったので
俺と高杉は先にお守りが売ってる場所に来た
すると何故か店番してる女性は泣いていた
「ど、どうされたんですか!?」
「いえ、菊があんなに楽しそうに話してるのを見るのは何年振りかなと・・・・」
「あ、もしかして茅野さんのおかあさんですか?」
「はい。菊の母です。菊は口が悪くて友達が出来ないのを悩んでまして・・・・」
俺と高杉は再度茅野さん達を見ると
たしかに、弄られてはいるが心なしか嬉しそうだ
俺はハンカチを取って茅野さん母の涙を拭く
「安心してください、茅野さんは悪気があるわけではないので。俺たち皆、茅野さんの友達ですよ」
俺がそう言うと茅野さん母は更に号泣したのだった
『視点が結城さんに変わります』
「そういえば茅野さんってぼっちなのね」
唐突に生徒会長がそんなことを言い出した
ジュースを飲みながら話を見届けてた私は思わず吹き出しそうになった
「な、なに言ってるんですか神宮寺さん!」
「だって茅野さんが部活してるとこ見たことあるけど、ずっと一人じゃない」
図星だったのか、心なしか矢印みたいなのが茅野さんに刺さってる気がする
今までずっと黙ってた伽耶さんが口を開いた
「それは好都合です♪なら私達とお友達になりましょう?」
「は、はぁ!?なんでそうなるのよ!バッカじゃない!」
伽耶さんが何を考えてるのかは分からなかったが
たしかに私にとっても好都合なのでその意見に賛成する
「わ、私もその意見には賛成です」
「あ、あんたまで!?友達何それ美味しいの?をモットーにしてるんじゃなかったのかよ!?」
「それは他人が勝手に広めた噂です」
私は今度は神宮寺さんの番だよ、と伝えるために視線を送る
私の視線に気づいた神宮寺さんはギョッと驚いてから咳払いする
「ま、まぁそうね。あなた、私のお友達になりなさい」
「なんでお前は偉そうなんだよ!」
茅野さんは私達に一通り突っ込んだ後
様々な葛藤に攻められたような顔をしてから
更に顔を赤くして聞こえづらい声で呟いた
「ま、まぁ別にいいけどよ・・・・」
「えーーー?なんてーー?聞こえませんヨーーー?」
「急に調子にのるな神谷!なってやるって言ってんだから感謝しろ!」
こうして新たな友達(?)の茅野さんを加えた私達
私、今すごく幸せだよ。恋愛君
次回は決定というわけではないですが
おそらく金華山家の話になります




