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名戦の末

クラスマッチの次の日

俺が玄関から出るとギブスをはめ松葉杖をついた伽耶がいた

隣には保護役としているのか、百華さんもいた


「伽耶、もう大丈夫なのか?」


「全然大丈夫じゃないのは見て分かるでしょ恋愛さん?見ての通り全治3週間です」


「こいつすごいわよね。ダイブ一つでここまで重症になるんだから。困った人よ」


「なんで百華さんもいるんだ?立場的には百華さんが上なんだろ?」


「私がかなり重症ですーって嘘ついたらまともに捉えて迎えに来てくれたんですよ♪」


「あんたが大袈裟にするからでしょ!」


珍しく頰を赤く染め反発的になってる百華さん

金持ち同士仲は良かったのだろう


「でもわざわざ来なくても良かったのに。車でも来れるだろ?」


「どうしても伝えたかったことがあるので」


伽耶はそう言ってから頭を下げる


「二度も貴方に心配をかけたこと、深くお詫び申し上げます。なんで結城さんという人間が恋愛君の彼女なのか、今回のことでよく分かりました」


「そ、そんな頭下げる程では」


「かといって、身を引くのとは訳が違います。いい相手だからこそ燃えるのはこの事ですよね!」


伽耶はそういってたが、目を見る限り

あの頃とはもう違うことははっきりしていた

俺は微笑んで伽耶の頭を撫でる


「良かった。お前はもう一匹狼じゃないんだな」


「ふえ!?ちょ、恋愛さん!そんな大胆に・・・・」


なんやかんやで俺たちは学校に着いた

俺たちが教室に入ると同時に

前回クラスマッチで戦ってた茅野さんと鉢合わせになった

なぜか手にはお守りが握られている


「げっ、神宮寺百華までいるのかよ」


「あら?いちゃ悪いかしら茅野さん?何か用があるんじゃなくて?」


「・・・・これを渡したくてな。うちのお袋が持ってけって」


そう言って渡してきたお守りには

病気平癒と書かれたお守りだ

そういえば悠から聞いた話だと

茅野さんは神社で働いてる神主さんと巫女さんの娘だとか

この口の悪さからしたら想像出来ないが

このお守りが全てを物語っている


「勘違いするなよ!私はいいって言ったんだがお袋がどうしてもっていうからだ!決してお前のためではない!じゃあな!」


茅野さんは一方的にそう言ってお守りを押し付けて逃げるように教室を後にする

入れ替わりで悠がこっちに来る

面白そう、という感情がまるっきり顔に出ている


「本当は母親に必死に頼み込んでた、って伝えようとしたけどその様子だとさすがに分かってるかな?」


「わざわざご報告ありがとう悠。口悪いけど普通に優しいんだなあの人」


「あの子は素直になれないだけだよ。今度あの子の神社にお参りしていくといい」


悠はそれだけ言って立ち去る

相変わらず悠は不思議な奴だ

またまた入れ替わりで結城さん達が来る


「あ、神谷さん。怪我大丈夫?」


「結城さん、見て分かりません?ですが名誉の負傷なのでご心配なく」


「でも・・・・」


「結城さん。貴方は確かに恋愛さんに相応しいかもしれません。ですが負けませんからね」


「え?は、はい!私も負けません!」


俺の修羅場はまだまだ続きそうだがとりあえず今回のことは終わったのだった

次回は茅野さん編になります

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