28話「祐輔がちっちゃくなった日~一日目中編2」
前回のあらすじ
ドレムゲアスのハーブの粉を吸ってしまった相川と魔理沙
そして解毒薬を作るためにとりあえずアリスの家へ向かう
アリス「ふぅなんとかついたわ」
アリスの家に着く
祐輔(子供)「解毒薬は作るのにどのくらいかかるんだ?」
アリス「そうねぇ...」
アリスが考える
アリス「大体5時間じゃないかしら?」
祐輔(子供)「結構かかるな...」
アリス「一人で二人分作るとなると...」
祐輔(子供)「10時間...」
アリス「はぁ~せめてもうひとり魔法使いがいればね...」
祐輔(子供)「そうだよな~...」
アリス「って」
祐輔(子供)「いるじゃん!もうひとり!」
アリス「優香さんを忘れてたわ...」
祐輔(子供)「あいつも魔法使いだったな...」
アリス「それじゃ祐輔呼んできて頂戴」
祐輔(子供)「いや...俺は優香の家知らないぞ?」
アリス「え?妹なのに家わからないの?」
祐輔(子供)「いや...家を案内されたことないし...」
アリス「あ~あこれじゃ私が作るのね...」
祐輔(子供)「いや...たった一つだけ方法がある...」
アリス「それはなによ?」
祐輔(子供)「俺が呼べば来るかもしれない」
アリス「聞こえるの?」
祐輔(子供)「やってみよう...」
アリス「がんばってみて」
相川(子供)「お姉ちゃん、お兄ちゃんは今から何するの?」
アリス「今から自分の妹を呼ぶらしいわ」
相川(子供)「へぇ~どんな人なんだろう?」
祐輔(子供)「よぉ~し今から呼ぶから耳塞いでろ」
アリス「もう終わってるわ」
そう言うとみんなが耳を塞ぐ
祐輔(子供)「よし...」
祐輔(子供)「優香ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
全力を振り絞って大声で叫ぶ
「...」
祐輔(子供)「...来ないな」
アリス「やっぱりね...」
祐輔(子供)「あっそうだ!携帯電話があった!」
アリス「なによそれ?」
祐輔(子供)「携帯電話それは...電波があればどんな場所でも連絡できる便利な道具です。」
相川(子供)「おぉ~」
祐輔(子供)「それじゃあ...」
そういって携帯電話を取り出す
アリス「でも幻想郷には電波ってのはないよね?」
「...」
祐輔(子供)「そうだったよ!こんちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
そういって携帯電話を地面に叩きつける
アリス「このままだと私が作らなきゃいけないのね...」
アリスがそういった瞬間ドアがノックされる
祐輔(子供)「一体誰なんだ?」
アリス「とりあえず出てみるわ...」
アリスがドアを開けると...
優香「こんにちは。ちょうど近くを寄ったので...」
アリス「ちょうど良かったわ解毒薬を一緒に作って!」
優香「え?どうしたんですか?」
アリス「実は相川さんと魔理沙がドレムゲアスのハーブからでる粉を吸ってしまって...」
優香「なるほど...わかりました」
そう言うと中に入る
祐輔(子供)「あっ優香だったんだな」
アリス「そうよ」
優香「なっ...」
祐輔(子供)「あっこれやばい逃げろ!!」
優香「待って!せめて抱きしめさして!」
祐輔(子供)「嫌だあああああ!」
アリス「あの...解毒薬作らないと...」
優香「あっいけない!そうだった」
祐輔(子供)「助かった...」
アリス「さて作りましょうか...」
優香「頑張りましょう!」
アリス「まず相川さんと魔理沙から髪の毛一本取ってきて!」
祐輔(子供)「わかった...相川、魔理沙~」
相川(子供)「なんですか?」
魔理沙(子供)「なんだぜ?」
祐輔(子供)「悪いが髪の毛一本くれないか?」
魔理沙(子供)「どうしてだぜ?」
祐輔(子供)「今から薬を作るらしいがそれには子供の髪の毛が必要らしいんだ」
相川(子供)「なるほど...それじゃあいいですよ」
魔理沙(子供)「私もいいぜ!」
祐輔(子供)「わかった...それじゃあ」
そういって相川と魔理沙の髪の毛を抜く
魔理沙(子供)「痛いんだぜ~」
ちょっと魔理沙が涙目になる
祐輔(子供)「あっごめん」
相川(子供)「これでいいですか?」
祐輔(子供)「ありがとな~!」
そういってアリスたちの所に行く
アリス「取れたみたいね」
優香「流石お兄ちゃん!」
アリス「次は蛇の生き血ね」
祐輔(子供)「余裕だな!」
そう言って走って外に出る
アリス「あっちょっと待ちなさい!」
優香「行っちゃいましたね...」
アリス「自分が子供で何もできないってこと忘れてるのかしら...」
____________________________________
蛇「シュー!!」
祐輔(子供)「自分が子供で何もできないの忘れてた...」
最悪な状況だ...俺が外の世界にいるときもこんな状況があったな...
能力も使えねぇナイフも持ってねぇ剣は能力がないと使えねぇ...空も飛べねぇあっこれ詰んだな
祐輔(子供)「いや...たった一つだけ方法があった...外の世界でも使える最終手段...それは」
祐輔(子供)「逃げる!!」
そういって全力で逃げる
祐輔(子供)「どうだ?撒いたか?」
蛇「シューッシューゥ!!」
蛇が音を出して追ってくる
祐輔(子供)「ぎゃああああああ!!追ってくんなぁぁぁぁ!!」
そう言って全力で逃げる
祐輔(子供)「はぁ..はぁ..いたっ」
走って逃げていると木の枝につまづく
祐輔(子供)「いたた...はっ」
急いで顔をあげると...
蛇「シャァーッ!!」
あっもうこれ死んだな自分...
そう思っているといろんな思い出が流れる...これが走馬灯というものなのか...
祐輔(子供)「そういえば幻想郷でいろんなことがあったよな...」
霊夢や魔理沙と会ったり紅霧異変そしてフランと戦ったり春雪異変があったり...本当いろんなことがあったな...
祐輔(子供)「...じゃあな」
そう静かに言う...
祐輔(子供)「...ん?なぜ俺は生きてるんだ?」
フラン「あっ大丈夫?」
見上げるとフランの顔が見える
祐輔(子供)「助けてくれたのか?」
フラン「たまたま散歩してたらお兄ちゃんを見かけて...」
祐輔(子供)「ありがとな...」
フラン「ふふっいいのよ」
祐輔(子供)「そういえばさ...」
フラン「なに?」
祐輔(子供)「ここ...空だよね」
フラン「うんずっとお兄ちゃんを抱っこしてたよ」
祐輔(子供)「しかも...お姫様抱っこですか...」
フラン「うん!」
祐輔(子供)「誰にも見られてない?」
フラン「いや...お姉さまに見られたけど...」
祐輔(子供)「そうですか...」
フラン「そういえばお兄ちゃんは何してたの?」
祐輔(子供)「ああ...蛇の生き血を取ろうとしてたんだ」
フラン「どうして?」
祐輔(子供)「それはな...」
青年説明中...
____________________________________
フラン「へぇ~そうなんだ」
祐輔(子供)「取るのを手伝ってくれないか?」
フラン「いいよ!試す機会があるからね」
祐輔(子供)「試すって...何を?」
フラン「咲夜から習ったナイフ投げ」
祐輔(子供)「ああ...そうですか」
フラン「ええと...蛇はどこかな...」
フラン蛇を探す
フラン「いたっ!」
そう言うとナイフを即座に投げる
祐輔(子供)「命中か...」
フラン「やった!」
祐輔(子供)「とりあえず降ろしてくれ」
フラン「わかった」
そう言って地面に降りる
祐輔(子供)「さて...生き血を回収っと...」
そう言って生き血を瓶の中に入れる
フラン「さて次はお兄ちゃんの生き血でも回収する?」
祐輔(子供)「やめてください」
フラン「あ~お腹すいたな...」
祐輔(子供)「食べる?」
そう言ってりんごを差し出す
フラン「そんなのじゃお腹いっぱいにならないよ」
祐輔(子供)「う~ん」
フラン「問題、吸血鬼は何を飲むでしょ?」
祐輔(子供)「あっ...」
フラン「ということで血を頂戴お兄ちゃん!」
祐輔(子供)「うわあああああああ!!」
フラン「逃がさないよ!」
フランが飛ぶ
祐輔(子供)「やばい回り込まれた!」
フラン「おとなしく吸われなさい!」
フランに押さえ込まれる
フラン「さーーあー♪」
祐輔(子供)「終わったな...」
祐輔(子供)「うわああああああああああ!!」
____________________________________
フラン「美味しかった♪」
祐輔(子供)「吸いすぎ...」
フラン「さて...行こ♪」
祐輔(子供)「連れてって...」
フラン「あら?甘えてるのかしら?」
祐輔(子供)「違う...俺今の状態じゃ空飛べないからな...」
フラン「じゃあ背中に乗って?」
祐輔(子供)「乗ったよ」
フラン「それじゃ出発しまーす!!」
そういってアリスの家へ行く




