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死んだ君との夏の軌跡  作者: 中野奏・憑野愁
4/10

33日目

真宵の未練を晴らす手伝いをし始めて1ヶ月近くが経過した。相も変わらず彼女と恋人ごっこを続けている。平日は学校があるので、基本は土曜の深夜に。


様々な彼女のやりたいことをやってきたが、彼女の未練が晴れる様子はない。


それどころか、最近の彼女には元気がない。まるで何かに追われているような…。


机の上の手帳を手に取る。


次会うのは1週間後の予定だ。


その時にでも聞いてみようか。


時刻は午前2時、疲れもあったので深くは考えず、眠ることにした。

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