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2000日目
仕事を終えて家に帰る。いつもならこにまま、ベットへとダイブするところだ。だが、今日はその前に小棚の前に座った。
棚の写真の前に1つの箱を置く。
「これ、約束の指輪。」
そう言って箱を開け、彼女の方へ向けた。
「結構するんだな。指輪って。
当たり前だけど給料3ヶ月分は3ヶ月じゃ払えないって痛感したよ。」
それから暫く、彼女に近況の報告をする。
「そうだ、今度一度、実家に帰るよ。
その時にまた、君の前で色々報告する。」
ご飯の準備をしようと立ち上がる。
そこで一つ言うべきことを思い出した。
「今度はちゃんとアポ取ったからな。」
そうして今度こそ、写真に背を向ける。
さて、明日も仕事だ。早く休んで明日に備えよう。今週を乗りきればまた、ゆっくり真宵と話せるだろう。
『楽しみに待ってるね。』




